ここから本文です

【日本代表】オランダでの成長をつなげられるか。“第4のボランチ”板倉滉の決意

10/8(火) 6:30配信

SOCCER DIGEST Web

「身体の調子はすごく良い」

 9月10日のカタール・ワールドカップ・アジア2次予選の初戦・ミャンマー戦に2-0で勝利した森保ジャパンは、10月10日に第2戦のモンゴル戦(埼玉スタジアム2002)、同15日に第3戦のタジキスタン戦(パミール・スタジアム/タジキスタン)を迎える。
 
 10月7日には招集メンバー23人のうち、合流できた14人で、さいたま市内でトレーニングを実施。その中には6月のコパ・アメリカ、9月のパラグアイ戦、ミャンマー戦に続いて、東京五輪世代ながらメンバー入りを果たした板倉滉の姿もあった。
 
「向こうでは試合をこなせているので、身体の調子はすごく良いです」
 
 笑みも覗かせたその表情からは充実ぶりが窺える。今年1月にイングランド・プレミアリーグの名門、マンチェスター・シティへ移籍(2018年は川崎からのレンタルで仙台でプレー)し、周囲を驚かせた俊英は、直後にオランダのフローニンヘンへ期限付き移籍。シーズン途中での加入であったため、出番は得られなかったが、今年8月に迎えたフローニンヘンでの新シーズンではCBとして活躍。リーグ開幕戦から9試合連続で先発フル出場を続けている。
 
 自信も付いてきているのだろう。まだ新参者であるA代表での活動に関しても「良いプレーができないと次はないという気持ちで来ています。自分がアピールできるところは守備のところ。そこで貢献したいです」と意気込んだ。
 
“兼任”の森保一監督の下、東京五輪代表では3バックの一角など守備のマルチとして貢献するが、A代表での主戦場はボランチ。クラブでは主にCBをこなすだけに頭のスイッチを入れ替える必要はあるが、中盤の底は古巣の川崎時代からこなしてきたポジションなだけに、問題はないという。

【代表PHOTO】地元キッズとのミニゲームで"大人"を忘れてはしゃぐ選手の姿をお届け!

ボランチの定位置争いに食い込めるか

 もっともライバルは強力だ。現在のA代表のダブルボランチは司令塔の柴崎岳が軸で、FC東京で奮闘を続け、9月のパラグアイ戦、ミャンマー戦でスタメンを勝ち取った橋本拳人、今夏に移籍したシュツットガルトでは出番に恵まれずも、今年1月のアジアカップでは柴崎の相棒の座をガッチリ掴んだ遠藤航と、板倉にとって越えなくてはいけない壁は多い。
 
 さらにリーグ戦を終えてすぐにヨーロッパから日本へ帰国し、モンゴル戦を戦った後には敵地でのタジキスタン戦へ長距離移動を強いられる。経験をしたことのないスケジュールのなかで、疲労の蓄積やコンディション調整など新たな課題にも直面するだろう。
 
 それでも若きボランチは「前回(9月のアウェーのミャンマー戦)で、経験できましたし、これまでの代表選手たちがこういう風に戦って来たんだなと身に染みて理解できています。ただ、僕は移動どうこう言っていられる立場ではありません。僕は自分のプレーをやっていくだけです」と前を向く。
 
 ホームでのモンゴル戦からアウェーのタジキスタン戦は中4日で、総力戦の様相を呈す。その状況では板倉にもチャンスが回ってくる可能性がある。9月のキリンチャレンジカップのパラグアイ戦では、緊張からか固くなり「同じようなミスはしたくない」と悔しそうに語った男が、本領を発揮できるか。186センチとほかのボランチにはない高さを持ち、そしてパス能力も備える。A代表に新風を吹かせられるポテンシャルはあるだけに、その姿をピッチで見たい。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

最終更新:10/8(火) 6:46
SOCCER DIGEST Web

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

Yahoo!ニュースからのお知らせ