ここから本文です

北川景子さん 不妊治療を受ける妻「夫婦や家族は一蓮托生」映画「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」インタビュー

10/9(水) 16:03配信

好書好日

作家のヒキタクニオさんが、自身の不妊治療体験をつづった『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』(光文社文庫刊)。まだ世間的になじみの薄い「男性不妊」をテーマに、ユーモアのあふれる語り口で書いたエッセイです。この原作を映画化した本作で、夫と共に苦難を前向きに乗り越えようとする気丈な妻、サチを演じた北川景子さんに、不妊治療を受ける役を演じた思いのほか、ご自身の読書歴についてなどもうかがいました。

【画像】北川景子さんインタビュー フォト集はコチラ

【あらすじ】

49歳の作家、ヒキタクニオ(松重豊)は、一回り以上年下の妻、サチ(北川景子)と2人で仲良く暮らしている。子どもは作らず、2人だけで生きていこうと考えていたが、サチの言葉をきっかけに妊活を始めることに。しかし、中々結果は出ず、クリニックで検査してみると、ヒキタの精子運動率が20%しかないことが判明する。2人はショックを受けながらも現実を受け止め、夫婦で力を合わせて、妊活に取り組んでいく。

――妊活や不妊治療について、男性の実体験を書いた作品は珍しいかと思いますが、原作を読んだ感想を教えてください。

私の周りにも不妊治療を受けている人は何人かいて、本作のように、女性の体に問題がなくても、検査や治療を受ける妻側に負担がかかることは何となく知っていました。でも、不妊治療を受けるにはどれくらいの期間が必要なのか、いつ次のステップに進んで、治療には何十万というお金が必要で……といった細かいことを知っていくうちに、改めて「こんなに大変だったんだ」と思いました。不妊治療には辛いこともたくさんあるけれど、全体的にヒキタさんがご自身の実体験をコミカルに書いていらっしゃったので、時々笑いながら読むことができました。

――原作は夫側の視点で書かれていましたが、映画では妻・サチさんの心境も丁寧に描かれていました。不妊治療を受ける妻役を演じられて、いかがでしたか?

サチは自分の辛さや大変さをあまり人に見せない、内に秘めた強さを持っている人だと思いました。不妊治療って、男性と女性、どちらに原因があろうが夫婦2人でやっていく問題だと思うんですよね。本作では、夫であるヒキタさんに不妊の原因があるけど、ヒキタさんを責めたりせず、自分に原因があることを後ろめたく思わせないよう、普通に振る舞ってあげることが、サチの優しさなんだと思いました。その強さや優しさをずっと大切に演じました。

1/2ページ

最終更新:10/9(水) 16:42
好書好日

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事