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意外な新戦力。ボローニャが獲得した日本人DFはどんな選手?

10/9(水) 21:31配信

footballista

『ウルティモ・ウオモ』がボローニャに加入した冨安健洋の分析記事を公開した(2019年7月24日)。セリエAを舞台にさっそく存在感を見せている若武者の現在地を探るために、その専門性の高さからイタリアで独自のポジションを獲得しているWEBマガジンが、シーズン前に日本人CBをどう評価していたのか振り返ってみよう。


文 ダニエレ・V・モッローネ
翻訳 片野道郎

 冨安健洋は、日本列島を構成する主要4島のうち最も南に位置する九州の最都市・福岡で1998年に生まれた。日本の中で特にサッカーが盛んな地域というわけではなく、実際彼も、地元にバルセロナが設立したサッカースクールに入るまでは、水泳と陸上競技を楽しんでいた。

 アビスパ福岡の育成部門に入った冨安は、16歳でトップチームにデビューし、18歳の時にはすでにJリーグでレギュラーの座を手にしていた。そして、日本の企業DMMが2017年から経営権を持っているベルギーのシント=トロイデンへと活躍の場を移す。新しい環境に慣れるために半年を過ごした後(シーズン途中での移籍だった)、昨シーズンはレギュラーに昇格して40試合に出場した。日本サッカー協会も彼には非常に大きな期待を懸けており、A代表ですでに15試合に出場、今夏のコパ・アメリカでもレギュラーとしてプレーした。まだ20歳でたった3年のプロキャリアしかないにもかかわらず、ピッチ上での振る舞いはチームの中で最も成熟した選手という印象を与えるものだった。

 これまでGKとCBの育成に困難を抱えてきた日本にとって、冨安は真の意味でモダンなCBが誕生したという確信をもたらしてくれるタレントであり、ボローニャにやってきた彼の双肩には母国の大きな期待が懸かっている。なにしろ彼は、2010年からヨーロッパでプレーしている吉田麻也以降初めて出現した、トップレベルへの成長が期待できるCBなのだ。吉田は最終的に、プレミアリーグ中位のクラブでプレーする好選手という位置づけに収まったが、冨安は彼を超える可能性を秘めているように見える。とはいえ、彼はまだ成長途上であり、非常に興味深い才能を備えているものの、どこまで成長できるかまだ未知数の部分も少なくない。セリエAの舞台はそのまたとない試金石となるだろう。

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最終更新:10/9(水) 21:35
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