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劇団ブラジルのあの名作が、再再演!

10/9(水) 17:20配信

ザテレビジョン

ドラマ「相棒」、「ヤメ検の女」シリーズや映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」など映像脚本でも活躍中の劇団ブラジル主宰・ブラジリィー・アン・山田の名作舞台「性病はなによりの証拠」が、この秋再再演。2003年の初演、2013年の再演と劇団ブラジルにて上演された作品が、タイトルも「boat」に改めたプロデュース公演だ。

【写真を見る】「とにかく、今まで絶対見たことない芝居をお見せできることは保証します。劇場でご確認ください」とブラジリィー・アン・山田

舞台は海上のゴムボート。下町の小さな町工場の社員旅行中、8名が大波にさらわれて遭難。小さなゴムボートにすし詰め状態で漂流するはめになる。時間経過とともに、水も食料も少なくなり、生と死のハザマを揺れることになったメンバー達の人間性と関係性が徐々にあらわになっていく…というストーリー。

再再演を迎えて作品について山田に語ってもらった。

―この作品についての思い出や、初演、再演を経て再再演することになった経緯をお願いします。

「初演はアイデア一発勝負だったので(2つの大きなアイデアがありますが)、これがお客さんの目にどう映るか心配でした(苦笑)。上演したら大好評だったので、再演に踏み切りました。今回の再再演は小池唯一プロデューサーの要望で、上演が決まったんです。見ていただければわかるのですが、劇団以外では上演しにくい内容ですので、一度はお断りしましたが、プロデューサーの熱意に負けて、上演に踏み切りました。ありがたいお話ですね」

―山田さんが思うこの作品のイチバンの見どころはなんでしょうか?

「人と人がぶつかり合って、絡み合って、やっとこ作りあげることができる作品です。初めて一緒にお仕事をする俳優さんが多いので、どこまでみんなで共有できるか、少しだけ不安でしたが、演出もやっている今奈良孝行さんをはじめ、ベテランの俳優さんたちに助けられています」

―映像、小劇場で活躍するメンバーがキャスティングされていますね。

「今奈良さんの役は太った人という縛りがあったのですが、今奈良さんにお願いして、脚本を直したら、バッチリはまりました。笹峯愛さんは今回初めましてでした。脚本を書いたり演出したりしているアイドルの方がいると噂には聞いていたのですが、プロフェッショナルな方でとても頼りになる姉御です。浅野千鶴さんは以前からいつかご一緒したかった俳優さんで、うれし恥ずかしです。篠崎友くんは数年前にワークショップで出会ったのですが、出演オファーしたら、『役者やる気ないんですよ』と断られました。今回ご一緒できて、光栄です」

―そのアイドルから女優へステップアップ、さらに脚本・演出も手掛ける笹峯さんにお聞きします。山田さんとの仕事は初めてですね。

「山田さんが20代の頃にやっていた作品ですが、その面白さは年月重ねても変わらず、今回は改訂版と言うことで、更にブラッシュアップされていて、そこに加えていただけたのはうれしいです。しかし、40代が演じるには体力がかなり必要で、この歳でやると、また別の面白みも加わるかなぁと、とにかく必死です。体はって、さらけ出していきます。久々の演者ですが、やはり舞台に立つのは大変だなぁと。わかっているので、自分のプロデュース作品の時に気を使っているつもりでも、サラッと無茶を言っていたなと反省したりしています。でも、その追い込まれ方が演じる方は楽しかったりもするので、上手に追い込んでくれる山田さんに感謝しています」

―山田さん、劇団ブラジルでの仕上がりと、今回のプロデュース公演の仕上がり、いろいろと変化があると思いますが、どのような違いがありますか?

「プロデュース公演ですので、座組のコンビネーションに難があるかと思いましたが、酒好きなメンバーですので(笑)、すぐに仲良くなりました。芝居以外にも小道具を集めてくれたり、皆さん協力的で、芝居は人柄だなと再確認しましたね」

―劇団ブラジルには他にも名作がたくさんありますが、今後もまたプロデュース公演などで過去の作品を手掛けることはありますか? 山田さんが舞台でやっていきたいことなどありましたらお願いします。

「できれば、2人芝居、3人芝居と人数の少ない芝居やりたいですね。役者さんとアイデアを振り絞って、細かく一つずつ詰めていくような芝居がやってみたいです」

公演は14日(月)まで、中野・劇場MOMOにて上演中だ。(ザテレビジョン)

最終更新:10/9(水) 17:20
ザテレビジョン

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