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「シャネル」も注目する“パイナップルから作るレザー”、ロンドンのスタートアップ創業者が語るその意義

10/9(水) 12:00配信

WWD JAPAN.com

パイナップルの葉の繊維からレザーに似たテキスタイルができることをご存知だろうか。英国ロンドンを拠点とするスタートアップ企業のアナナス・アナム(ANANAS ANAM)が開発した“ピニャテックス(Pinatex)”は、環境負荷が極めて低い天然由来素材だ。「シャネル(CHANEL)」が先日、帽子に用いたことでも注目を集めている。また、これまで「H&M」はジャケットを、ヒューゴ ボス(HUGO BOSS)はスニーカーで商品化している。

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“ピニャテックス”は廃棄物同然のパイナップルの葉を原料に、水や薬品をほぼ用いずに作られる。開発したカルメン・ヒホサ(Carmen Hijosa)=アナナス・アナム創設者は、もともとラグジュアリーブランド向けにレザーグッズを作っていたというが、なぜ彼女は“パイナップルレザー”に取り組むに至ったのか。9月17~19日にフランス・パリで開催されたファッション素材見本市「プルミエール・ヴィジョン(PREMIERE VISION)」でヒホサ創設者に話を聞いた。

WWD:“ピニャテックス”開発に取り組む前は、レザーグッズのデザインや製造に携わっていたとか。

カルメン・ヒホサ=アナナス・アナム創設者(以下、ヒホサ):もともとレザーグッズの中でもラグジュアリーブランド向けのハンドバッグを作っていました。レザーグッズを手掛ける中でコンサルティングも行うようになり、サプライチェーン全体を理解することが必要だと考えました。そうして、原料を調達していた南米やフィリピンを訪れたのが1990年代のこと。そのときに非常にショックを受けました……。ラグジュアリーグッズを作る原点があまりにひどかったからです。臭いもひどければ、水の汚染もひどい。そのように環境に悪い影響を与えているだけでなく、働く人々が病気になっていました。レザーはサステイナブルではないと肌で感じたのです。

"フィリピン政府からの依頼で同国での産業を考える"

WWD:どうやってパイナップルに行き着いたのですか?

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最終更新:10/9(水) 12:00
WWD JAPAN.com

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