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高齢者の足「シニアカー」意外と知られてない操作方法や安全性のこと

10/10(木) 10:11配信

Auto Messe Web

スズキ「セニアカー」で見るタイプ別のちがい

 最近、注目度が高まっているのが「シニアカー」という高齢者向けの電動カート。歩道を走行できる”電動車いす”の一種で、運転免許は不要だ。足腰の弱りから歩行が大変と感じている高齢者を対象にしており、デザインも一般的な電動車いすとは異なり、未来の小型モビリティ的なスタイルとなっている。タイヤの数も3輪と4輪があるが安定性から4輪タイプが主流だ。

セニアカーのタイプの違いを画像でチェック(全14点)

 歩道を走行するということで道路交通法にのっとり、シニアカーが出せる速度は人が歩くスピードに合わせてあり、もっとも速くて時速6km/hまで。大人が歩く速度は4km/hなので、多くのシニアカーはこの速度を標準値としている。

 また、シニアカーは”JIS(日本工業規格)”で電動車いすのジャンルに入れられているが、通常の電動車いすとは用途や仕様が違うので「JIS T9203 自操用ハンドル形」という規定に分類される。

 そのため速度以外にも”JIS”にて車体サイズや原動機などに決まりがあり、その条件を満たす車両には型式認定制度もある。そして、基準に適合した車両は、自転車向け保険「TSマーク」の適応にもになっている。なお、電動車いすは重量物が集中し、乗員も後ろ寄りに座ることから、登坂時などで前が浮かないようウイリー防止用のバーがリアタイヤの横に付いている。

 シニアカーではスズキの「セニアカー」がおなじみで、現在は「ET40」「ET4E」「タウンカート」の3タイプを販売。人気があるのがET40で、連続走行距離が長く、装備も充実しているだけでなく、車体サイズも屋外での走行安定性を考慮して規定いっぱいのものとしているところが売れているポイントのようだ。では、それぞれがどうなっているのか見ていこう。

スズキ セニアカー ET40

 使用者の最大体重は100kg(積載物含む)で、連続走行距離は31km。連続走行距離とはJISが設定した試験内容で計測したものなので、乗り方や地域の地形によって変わってくるとみたほうがいい。

 また、バッテリーへの充電は自宅コンセントから可能でアダプターも不要。価格は36万8000円(非課税)で、セニアカーを含むシニアカーには原則、補助金の支給や介護保険の適用はない。ただし、介護レベルが要介護2以上ならば安価でレンタル可能なので役所で確認してほしい。

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最終更新:10/10(木) 10:11
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