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54年間ワンオーナーのアストンマーティンとは?(2019ペブルビーチ・コンクール・デレガンス戦後モデル編)

10/10(木) 21:21配信

GQ JAPAN

2019年の「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」では、どんなクルマが選ばれたのか? 筆者がとくに気になったクルマを、前・後編にわけて紹介する。後編は第2次世界大戦後に販売されたモデルの巻。

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数少ない戦後モデル

2019年の「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」に設けられたクラスは全部で29。つまり、29台がクラス・ウィナーとなったわけだが、そのなかから10台の“美しき文化遺産”を、筆者が独断でセレクト。前回の第2次世界大戦前のモデル篇に続き、今回は、第2次世界大戦後の素晴らしきクラス・ウィナーを紹介する。

【クラスF6】1952年型ベントレー Rタイプ・コンチネンタルH.J.マリナー製クーペ

2019年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスでは、創業100年を迎えたベントレーが主役だった。第2次世界大戦後に販売されたモデルを集めた「クラスF6」では、戦後ベントレーの傑作であるH.J.マリナーがボディを架装した「Rタイプ・コンチネンタル」が3台揃い踏みすることになった。

3台とも、新車のように輝く素晴らしいコンディションだった。そのなかで、クラス1位を獲得したモデルは、「OLG 490」のナンバーをつけた個体だった。

OLG 490ゆえ、“OLGA(オルガ)”の愛称で呼ばれる優勝した個体は、Rタイプ・コンチネンタルの生産に先立って1台のみ製作された、有名なプロトタイプである。

なお、試作車としての役目を終えたあとは、「ベントレー・ドライバーズ・クラブ」会長を務めた故スタンリー・セジウィック氏に譲渡された。

【クラスP2】1962年型アストンマーティン DB4GTザガート

ベントレーとおなじく、「ザガート」も今年創業100年を迎えた。特別に設けられた「ザガート・センティニアル戦後クラス」で1位に選ばれたのは、アストンマーティン「DB4GTザガート」だった。

わずか19台しかつくられなかったうちの1台である出展車両は、1962年、オーストラリアにデリバリーされ、現地のモーター・スポーツ界で活躍したという。

そして近年、ザガートが自らボディやインテリアをレストアし、メカニカル部分のレストレーションはイギリスの著名なアストン・スペシャリストがおこなったという。

戦後ザガート・クラス1位に選ばれたほか、「ベスト・オブ・ショー」最終候補の4台のうちの1台に選ばれたのも納得の、美しさだった。

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最終更新:10/10(木) 21:51
GQ JAPAN

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