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【ラグビーW杯】台風接近問題 荒天敗退危機を味わった元W杯V主将が持論「天候で勝敗決定は不公平」

10/10(木) 10:03配信

THE ANSWER

優勝した95年大会で荒天敗退危機経験、元南アフリカ代表主将ピナール氏が持論

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は、台風19号の接近で13日の日本―スコットランド戦など決勝トーナメント進出の行方を左右するA組2試合などに影響を与える可能性が浮上している。大会規約では天候不良による中止の場合、スコアレスドローでチーム勝ち点2が付与されるが、1995年大会で荒天による敗退危機を乗り越え、優勝した南アフリカ代表の当時の主将は「天候による勝敗決定はアンフェア」と持論を展開している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

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 各国のラグビーメディアもその行方に注目する台風19号。組織委員会も10日正午から台風接近に伴う会見を予定しているが、南アフリカ大会で母国を優勝に導いたフランソワ・ピナール元主将が口を開いた。

「我々は幸運だった。もし、1995年大会に試合が中止になっていたら、我々は規約によって敗退していたんだ。ただただアンフェアに思える。少なくとも結果を出せるように、試合は行われる必要があるだろう」

 記事によると、スコットランドのグラスゴーでイベントに参加したピナール氏はこう語ったという。第3回W杯で初出場となった南アフリカは準決勝でフランス戦い、19-15で勝利。ニュージーランドとの決勝に進んだが、当初、フランス戦は豪雨により中止危機に陥っていた。

「1チームが有頂天になる一方で、もう1チームは惨めな気持ちに…」

 試合が開催されなかった場合、ペナルティの数などの規律面が勝敗を分けたため、プール戦で2選手が退場処分を受けていた南アフリカが敗退となり、フランスが決勝に駒を進めていたという。しかし、開始時間を遅らせることで、試合は決行。初優勝で母国に歓喜を巻き起こした。

「天候が今週末に酷い影響をもたらすとするなら、1チームが有頂天になる一方で、もう1つのチームは惨めな気持ちになるだろう。誰もが必死に取り組んでいる。それなのに、なぜ試合結果を天気に左右させるのか。すべきではない」

 ピナール氏は南アフリカ大会の経験からこう力説したという。「困難さについても理解している。6週間で全ては計画され、組み立てられている。しかし、柔軟性という部分も必要だろう。悪天候の場合は再修正も必要だろう」とも語ったというピナール氏。連日の熱戦で世界に感動を伝えている日本大会は台風の脅威にどんな対応を見せるのか。注目が集まっている。

THE ANSWER編集部

最終更新:10/10(木) 14:18
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