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綾野剛、大阪での撮影を熱望「関西大好き!」

10/10(木) 16:15配信

ザテレビジョン

10月18日(金)より全国公開される映画「楽園」の舞台あいさつが10月9日、大阪・TOHOシネマズ梅田で行われ、主演の綾野剛、佐藤浩市、瀬々敬久監督が登壇した。

【写真を見る】「ほんまですか?」と関西好きをアピールする綾野剛

事前に登壇者を知らされてなかった観客で埋め尽くされた会場に、綾野、佐藤、瀬々監督が登場すると、観客からは驚きと興奮に包まれた歓声が沸き起こった。

まず綾野が「皆さん、こんばんは。大阪~大好き~!」と呼び掛けると、観客も「いえ~い!」と大興奮。続けて綾野は「いいですね~。これがやりたかったんです。今日の一番やりたかったことができました。今から作品を見ていただくということで、くだけてもよくないかなと思いつつ、この時間はこの時間なので。楽しみましょう。よろしくお願いします」とあいさつした。

佐藤は「どうもこんばんは。佐藤です。えー、壊れてます(笑)。今日は朝から稼働していて、ちょい壊れかけています(笑)。楽しめるような作品ではないと思いますが、何か持って帰っていただきたいなと思います。本日はどうぞ、よろしくお願いいたします」とコメント。

そして、瀬々監督が「一時期、関西に住んでいたこともあったので、お! ナビオ阪急か。と思って来ました。あとこの劇場は、シネコンらしからぬ、昔ながらの劇場スタイルなので、いい感じだなと思っています。今日はよろしくお願いします」と話し、舞台あいさつは和やかに始まった。

関西への思いに対する質問に「関西大好き!」と即答した綾野は、「大阪で撮影をしたことがないので、今後ぜひ大阪で撮影がしたい」と熱望。撮影場所はたくさんあるのでぜひというMCに対し、「ほんまですか? いや、ゆうてもでしょ~?」と関西弁でツッコむシーンも。

一方、佐藤は「僕らの世代は京都の撮影所が非常に多くの作品を撮っていた時代なので、僕にとっての関西は京都ですね」と振り返った。

■ 綾野剛、佐藤浩市の背中には「修羅がある」

また、瀬々監督は2人の魅力を「綾野さんは15年以上前、まだこんなにメジャーになる前から知っているけれど、繊細さとインディーズ魂を持ち続けており、作品の大小に関わらず取り組んでくれ、それが作品によく出ているなと思います。浩市さんは、見えないと思いますけど同い年で(笑)、頼れる上司みたいな役が多いですが、実はとても優しい心の持ち主だなと思っています」と語った。

綾野は佐藤に対し、「『64-ロクヨン-』からずっと背中を見続けていますね。浩市さんの背中には修羅があるというか、今まで起こったいろいろなことや思いを背中から感じるんです。今回ご一緒できることになった時も、とても安心感がありました。ふだんはプライベートでも食事に行ったりします」と信頼感をにじませた。

そんな綾野について佐藤は「ハードな部分とソフトな部分を持ち合わせていますね。中堅と呼ばれる一番難しい年齢にさしかかっていますが、例えば、綱渡りをするにしても安全な渡り方をしたいって思う役者もいるけれど、どうせやるなら目隠しして渡ったほうがおもしろいでしょって言えるハードな面もあるし、冷静にちゃんと人を観察している面もあり、すごく多面的な部分を持った役者だと思います」と絶賛。

照れた綾野は「今めっちゃ観察してます」と客席を見つめ、笑いを誘った。

また、本作の役柄にちなんで「追い詰めたこと、追い詰められたことはあるか」という質問に対し、綾野は「自分で自分を追い込んで、追い詰められていますね。どうやったら映画に対して等価交換できるのかということを考えて精神的にも追い込んで、今回もいいとこまでいけたかなと思います」とストイックさを感じさせる発言を。

対する佐藤は「僕らの時代は追い込まれまくりですね。相米慎二監督というワンシーンワンカットで有名な監督がいて、『魚影の群れ』という映画の撮影初日は午前中いっぱいリハで、午後になってやっとテイクを回し始めて、何十テイクも撮った後に、今日はもうやめようと言われてすごくショックでした。けれどそういった追い込まれた状況っていうのは、その後の自分にとって決してマイナスじゃなかったと思いますね」と当時を振り返った。

そんな中、前日に飲みすぎたという瀬々監督の「僕はもう毎日追い詰められて生きてますよ。いまも追い詰められてます。はやく帰りたいです」というせりふに、すかさず綾野が「ただの二日酔いじゃないですか」とツッコみ、場内は笑いに包まれた。

■ 佐藤浩市、阪神タイガースにエール!

最近、大盛り上がりのスポーツについても話題がおよび、スポーツ大好きな綾野は「ラグビーに、世界陸上に、マラソンのMGCに、そろそろ出雲駅伝も始まりますよね! 本当によだれダラダラです。映画はどこか虚構な部分がありますが、スポーツは無条件で本当に圧倒的なノンフィクションですよね」と目を輝かせた。

佐藤は「我が横浜ベイスターズは阪神タイガースさんに先日負けましたもので。ぜひ阪神タイガースの皆さんには巨人戦がんばっていただきたいと思います!!」とエールを送り、客席から大きな笑いと拍手が起こった。

すると、実は巨人ファンだという瀬々監督が「さっき速報をみたら、現在巨人が勝っているそうです! 僕の嫁は阪神ファンなので、帰ったらバトルが起きると思います」と続けた。

最後に、瀬々監督は「ちょうど1989年に監督になって30年目になるのですが、『楽園』は30周年記念映画だと思っています。いつの間にかなんでこんな時代になっちゃったのかなぁと、ふだん思ったりします。こんなにいがみ合ったりとか、国と国が憎しみあったり、こんなはずじゃなかったなぁと。そんなことを思いつつ作った映画です。何か感じてもらえればいいなと思います」と語った。

すると、佐藤は「掛け違えたボタンというのは掛け直すことができるんですけど、掛け違えたボタンを掛け直すこともできずに、自分で一番望まない所に向かってしまう弱者がいるという事を、見て考えていただけたらうれしいなと思います。その中で、そこに『楽園』というこのタイトルの意味合いとかをいろいろオーバーラップにして考えてほしいです」とアピール。

そして、綾野は「この映画が皆さんにとって、出合ってよかったと思える作品になったら本当に幸いですし、舞台あいさつ前も流れていましたけど、『一縷』という曲があります。これは“一括り、ひとまとめ”という言い方もできるんですけど、きっとこの作品で皆さん打ちのめされる部分もあると思いますし、苦しくなる部分もあると思います。ですが、この楽曲が必ず皆さんを包み込んでくれていると信じております。帰られた後、ご家族だとか、お子さんなのか、兄弟なのか、彼氏なのか彼女なのか、自分にとって大切な愛おしい人をもう一度抱きしめてみてください。この映画は、世の中には抱きしめなければいけない人がいるということを、僕たちは映画という形で伝えられたらと思っておりますので、皆さんにこの映画を託します。ぜひ受け取っていただけたら幸いです」と締めくくった。

■ あらすじ

あるY字路で起こった少女失踪事件。

未解決のまま、家族や周辺住民に深い影を落とし、直前まで一緒にいた少女の親友・紡(杉咲花)は罪悪感を抱えたまま成長する。

12年後、またそこで少女が姿を消し、町営住宅で暮らす青年・中村豪士(綾野剛)が容疑者として疑われた。

互いの不遇に共感しあっていた豪士を犯人とは信じ難い紡だったが、住民の疑念が一気に暴発し、追い詰められた豪士は街へと逃れ、思いもよらぬ事態に発展する。

その惨事を目撃していた田中善次郎(佐藤浩市)は、Y字路に続く集落で、亡き妻を思いながら、愛犬・レオと暮らしていた。しかし、養蜂での村おこしの計画がこじれ、村人から拒絶され孤立を深めていく。次第に正気は失われ、想像もつかなかった事件が巻き起こる。

Y字路から起こった2つの事件、そして3人の運命の結末は……。(ザテレビジョン)

最終更新:10/10(木) 16:15
ザテレビジョン

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