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「70点でも素早く仕上げることの大切さ」を学校では教えてくれない/ひろゆき

10/10(木) 15:55配信

週刊SPA!

―[ひろゆき連載コラム「僕が親ならこうするね」]―

完璧を目指すよりまずは「出す」ことが重要な時代に

 Webサービスを作る上で重要な考え方に、フェイスブックを創業したマーク・ザッカーバーグの有名な言葉があります。

「Done is better than perfect.」という言葉で、「“出来上がり”は完璧よりも良い」という意味です。

 以前、スクウェア・エニックスという会社が『ファイナルファンタジーⅧ』というゲームを開発した際、バグなどの穴がないよう完璧なクオリティで作り込んでからゲームを発売したことがありました。発売後にゲームが途中で止まるとかの不具合が起きると回収騒ぎになってしまい、再度作り直して配布すると巨額の損失が出てしまう、という理由からです。

 これを聞くと普通のことだと思う人は少なくないと思います。ところがWebサービスの時代というのは、そうではありません。

 ある程度カタチになったらリリースしてみて、何か問題があったら後から直すのが当たり前だったりするのですね。Webサービスというのは、基本的にいつもでインターネット経由でデータを書き換えて直せる強みがあるので、完璧なクオリティにしてから世の中に出すのではなく、ある程度のクオリティになったら世の中に出してしまうのが当たり前なのですね。

 こういった経緯から最近のファイナルファンタジーではこの方式が当たり前のようになっていて、発売時に完璧にしなくても、ある程度のクオリティで問題ない、という時代になっていたりします。

 税理士のように後から修正すると問題が起きたり、医者のように後から修正できないような問題が起きてしまうことを仕事にしている場合は別なのですが、世の中の会社で行われているだいたいの仕事というのは、時間をかけて完璧にするよりも、ある程度で納品して次の仕事に移ったほうが売り上げは多くなったりするものなのですね。

 例えば、マクドナルドのビッグマックのバンズにのっているゴマの数は約350個と決まっているらしいのですが、300でも400でも気にしない人がほとんどなんですよね。いちいちゴマの数を調べて微調整する人がいても、人件費がかかるだけでウザいのが現実です。お客さんからしても、大雑把でも安価ですぐに商品を出してもらったほうが嬉しいと感じる人のほうが多いと思います。

 もちろん完璧を目指す人もなかにはいると思いますが、完璧を目指して手間をかけるのは会社にとってはむしろ足手まといと見なされることも多いのが現実です。

 完璧なクオリティを目指しノークレームでいくために追加の1000万円の補修費用を払うのと、多少のクレームを覚悟して対応費用100万円を払うのであれば、ビジネス的にはどちらが正解?というのには、答えはありません。

 金銭的なことで言えば後者が正解となるわけですが、長期的なブランド価値を考えると前者が正解とも言えるからです。

 ただ、こういう選択自体をしない人が多いような気がします。

 今はインターネット経由での、リリース後の問い合わせや対応ができるうえに、物流も進化しているので、昔とコストがかかる場所は違うんですよね。

 こういう「変化」について、教育の場ではまだまだ対応できてなくて、従来型の考え方が多い気がするんですよね。

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最終更新:10/10(木) 15:55
週刊SPA!

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