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“台湾から見た日本”の目線が新鮮な、「誠品書店」が日本橋に上陸。

10/11(金) 19:03配信

Pen Online

台湾発のカルチャー体験型店舗「誠品生活」が、日本橋の「COREDO室町テラス」に中国語圏外として初めて出店した。この「誠品生活日本橋」は誠品書店(書籍)、誠品文具(文具)、セレクト物販・ワークショップ、レストラン・食物販の4つのゾーンで構成されている。なかでも、独自の選書が目を引く「誠品書店」(書籍ゾーン)は興味深い。台湾の誠品書店スタッフにより選書された棚は、決してベストセラーや流行の本を中心に選んでいるわけではないため、どうしても画一的な品揃えになりがちな巷の書店の棚とは異なる印象を受ける。

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たとえば、「日本の本、私が選んだこの一冊」と題された一角には、200名を超える誠品書店の目利きスタッフが厳選した日本の書籍が揃う。古典的名作『吾輩は猫である』の隣に、整理術をビジネスに応用した『佐藤可士和の超整理術』が並ぶのを見ると、台湾の人々が日本に対して抱く意外なイメージの片鱗を垣間見るようで面白い。その他、「新書推薦」「映画音楽推薦」「料理推薦」といったコーナー名にも誠品書店が自信をもって”推薦“する本だという強い意志が感じられ、数年前に刊行された本であっても平積みされているものも多い。

また、30mにわたり世界の名作文学などがズラリと並ぶ「文学の廊下」も特徴的だ。1989年の創業からギャラリー、パフォーマンスホール、映画館、ワインセラー、外食業、ホテルなどライフスタイル全体へと展開を広めつつも、店の軸はあくまで「読書の精神」ということを象徴している。ところどころに椅子も用意され、約10万冊の本が並ぶ店内をじっくりと眺めれば、台湾の目線でクローズアップされた思わぬタイトルとの出合いがあるかもしれない。

写真:榊 水麗 文:Pen編集部

最終更新:10/11(金) 19:03
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