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【ボクシング】吉野修一郎が、東洋2冠ゲット! 初回一撃TKOで日本に加え3本ベルト獲得

10/11(金) 7:44配信

ベースボール・マガジン社WEB

 鮮やかな左フック一閃──。10日、東京・後楽園ホールで行われたWBOアジアパシフィック&OPBF東洋太平洋ライト級王座決定戦に臨んだ日本同級チャンピオン吉野修一郎(28歳=三迫)が、WBO・AP9位、OPBF10位のハルモニート・デラ・トーレ(25歳=フィリピン)に初回2分10秒TKO勝ち。一挙に東洋圏のベルトをふたつ獲得し、日本と合わせて3冠王者となった。

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 開始から勢いよく左右フックを叩きつけ、さらには真ん中に左右のストレートを伸ばしてきたデラ・トーレ。吉野は両腕のガード、グローブでそれを受け止めていたのだが、そこを突き破らんばかりの勢い。だが、直撃弾をもらわないことが肝要。腕、あるいはグローブに少しでも当てれば、威力は弱まるからだ。「(相手の)スピードは想像以上だったけれど、パンチの威力はそれほどでもなかった」と吉野は言うが、それは自らがその威力を殺していたからだ。

 デラ・トーレの突撃に、吉野は下がらされている。会場の誰もがそう思ったが、吉野、そしてセコンドはそれを戦略だったと語る。

「序盤、相手が出てくるのはわかっていました。だから、最初は打たせておいて、しっかりガードで防いで、自分もプレスをかけながら疲れさせたうえで、中盤以降に攻めていこうと」(吉野)

 デラ・トーレは、吉野に顔面への意識を持たせ、右フックを吉野の左サイドボディへ2発叩きつける。吉野はグローブで「背中(の反則打)」をアピールするが、なおも攻め入るデラ・トーレへ左フック一閃。

 これがフィリピン人のアゴを打ち抜くと、そのまま横倒しになって失神。レフェリーが即座に試合をストップした。

 控室のアップ段階でも「手首が返っていて、打ち抜きが利いていた」と椎野大輝トレーナーもその威力を感じていたという一撃だ。

 まるで劇画のようなワンパンチKOに、会場は騒然。これで7連続KO勝利となった“フィニッシャー”へ、大いなる賛辞の声援と拍手が贈られた。

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最終更新:10/11(金) 7:44
ベースボール・マガジン社WEB

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