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「思い描いた未来ではない、でも……」 元ヤクルト・鵜久森淳志が語った第二の人生

10/11(金) 11:00配信

文春オンライン

第二の人生を踏み出して半年が経過

「今はまだ思い描いた通りの未来にはなっていないですね……」

 スーツ姿の鵜久森淳志は、グラス片手に言った。仕事が終わったサラリーマンの至福の瞬間。一日の終わりのビールは、どうしてこんなに美味いのだろう。昨年限りで現役を引退し、日本ハム、ヤクルトと続いた14年間のプロ野球生活にピリオドを打った。それは、本人曰く「未練なくユニフォームを脱ぐことができた」という幸福なエピローグだった。

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 しかし、人生はなおも続く。32歳になった鵜久森にとって、プロ野球人生よりもこれからの人生の方がはるかに長い。「一体、自分に何ができるのか?」「自分は何をしたいのか?」を考えたときに頭に浮かんだのが、「自分は野球を通じて、多くの人にお世話になった。今度は自分が誰かの役に立ちたい」という思いだった。今年の春に話を聞いたときに、鵜久森は言った。

「自分のこれからの人生をじっくりと考えたときに、“外から野球界を支えたい”という思いが強くありました。そして、頭に浮かんだのが“プロスポーツ選手のセカンドキャリアを支援したい”という思いだったんです」

 こうした思いを胸に、彼が選んだのがソニー生命への就職だった。生命保険の営業マンとして自分を磨き、それと並行してプロスポーツ選手の第二の人生を支援する取り組みを始めた。それが、鵜久森が新たに見つけた第二の人生の目標であり、生きがいだった。希望とともに歩み始めた新しい挑戦だった。

 あれから半年が経過した――。目の前の鵜久森はこの日もスーツ姿だった。打ち合わせ先からの帰り、約束の時間から少し遅れての到着だった。心なしか、以前会ったときよりもスーツ姿が板についているように感じられる。手に持っていた革製の鞄も半年間の努力の跡が刻まれているかのように、少しだけ傷んでいた。

 席について最初に尋ねたのが、「思い通りに進んでいますか?」という問いだった。それに対して、鵜久森が口にしたのが、冒頭に掲げたセリフだった――。

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最終更新:10/11(金) 11:00
文春オンライン

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