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ラグビーW杯は“高温多湿” スコットランド代表の「汗まみれ 滑るボール」対策と特訓がすごかった

10/11(金) 5:30配信

文春オンライン

 ラグビー日本代表、サモアを破る。翌日は一般紙でも読売、朝日、毎日、産経が一面トップ(6日)。

【写真】練習後、41度のお湯を張ったプールに……

デイリーも「王手」を一面に?

 スポーツ紙はスポニチ、ニッカン、報知、サンスポ、トーチュウは8強に「王手」と一面で伝えた。つまりデイリースポーツを除いてみんな同じ。そのデイリーも「王手」を一面にしていた。

「ファイナルS 王手 北條」

 阪神である。CSファイナルステージ進出に王手。阪神推しのデイリーとしては当然だろう。とにもかくにも「王手」がスポーツ紙全紙で揃った日だった。

「地域の祭り」を思い出すラグビーの心地よさ

 さて、ラグビーについて語られるときには「多様性」というキーワードをよく見る。まずは東京新聞。

「多様性で世界に挑む」(8月30日)

 今回のW杯日本代表31人中、海外出身者は15人。代表資格には「3年継続して当該国・地域に居住」とか「通算10年以上当該国・地域に居住」などもある。

「五輪などの『国籍主義』に対し、ラグビーは『所属協会主義』といわれる」(東京新聞・同)

 ラグビーを見ていての心地よさはなんだろうと考えていたら「地域の祭り」を思い出した。神輿を担ぐ人がいればその周りで見物する人もいる。みんなでワイワイやるがその共通項は近所に住んでいるということぐらい。ゆるやかな心地よさ。「国」も大事だけどもっと身近な「地域」の楽しさ。

 日経新聞の「多様性が育んだ一体感」(10月3日)には今回の日本代表の強さとは何かという解説があった。

多様性は「あうんの呼吸」では成立しないことがポイント

 まず考えられるのが「高い技術、日本人がどう努力しても得られなそうなフィジカルを持つ選手」、「強豪国・ニュージーランド出身のジョセフ・ヘッドコーチの知見」だが、

《そういったわかりやすいものに加えて、日本ラグビー協会の前男子15人制強化委員長の薫田真広(53)は「プレー精度の高さ」をあげる。》(日経・同)

 島国の日本はいわゆる「あうんの呼吸」でコミュニケーションが成り立つ。

《これに対して移民なども多い欧米では、何事も言葉できちんと説明する必要がある。「実は『あうん』では細かいことを詰められない。外国人が入ると、必ず言葉にして、数値化、視覚化するコミュニケーションをとるようになるので、プレーの精度があがる。それが今の代表の強さ」と薫田は説明する。》(同)

 なるほど、多様性はきちんとした説明ができなければ成立しないのか。日本の各分野にも大事な説明をいただいた思い。

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最終更新:10/11(金) 5:30
文春オンライン

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