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【NBA】NBAが4万人に見せつけた“目指すべき場所” 発展途上の日本は「正しい方に行ける」

10/11(金) 9:10配信

THE ANSWER

16年ぶり開催のNBA、2試合で4万人超観戦にハーデン「互いが素晴らしい目標を達成」

 米プロバスケットボール(NBA)のプレシーズンゲームが10日、さいたまスーパーアリーナで行われ、ヒューストン・ロケッツが昨季王者のトロント・ラプターズを118-111で下した。今回で16年ぶりの日本開催となったNBAは通算14試合目となり、8日の第1戦と同カード。ラプターズが134-129で勝利した第1戦の8日は2万348人が集まり、この日は2万413人と2戦合計4万761人のファンが熱狂の渦に包まれた。

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 16年ぶりに訪れた“NBAの日”は終始、お祭り騒ぎだった。選手だけでなく、コートサイドも超豪華。第2戦はNBAと提携する楽天の三木谷浩史会長兼社長の両サイドで、テニスの錦織圭、大坂なおみも観戦。ロケッツベンチ横の最前列に座り、大型モニターに映し出されると、NBA選手にも劣らない歓声を受けた。ゴール横には元大関でタレントのKONISHIKIさんの姿も。第1戦ではF1のルイス・ハミルトンも観戦に訪れていた。

 試合は豪快なダンクに高速パス、激しい接触、空中戦、鮮やかな3ポイントなど世界トップレベルのプレーに観衆は拍手喝采だった。プレシーズンゲームでいわば調整試合。2戦ともハイスコアになった通り、ディフェンスは試合を通して全開だったわけではないのかもしれない。それでも、接戦の終盤にはタイムアウトで時間をうまく使うなど、互いに全力プレーで勝利を目指す姿が確かにあった。

 16-17年シーズンMVPで今季ロケッツに新加入したラッセル・ウェストブルックは、第1戦後の会見で日本の子供たちへのメッセージを求められた。「世界中の若い人たちに言えることだが、NBAに出るだけではなく、さらに自分を高めるために努力することが大事。日本の人たちには本当に来てくれて『ありがとう』と伝えたい」。ド派手なプレーとともに感謝の思いも届けた。

身長183センチのバンブリート「小さくても恐れないで自分のベストを目指す」

 身長183センチのフレッド・バンブリートは、第1戦に27分57秒出場し、16得点、5アシストだった。第2戦も開始わずか34秒でパスカル・シアカムのアリウープを演出するなど、22分15秒で10得点、10アシスト。素早い動きと冷静な判断力などで違いを見せつけ、小柄な選手の多い日本人に助言を送った。

「小さくてもやれることは本当にたくさんある。NBAレベルでは3ポイントシュートを入れないといけない。それと恐れないこと。身長が全てを定めているわけではない。恐れないで自分のベストを目指すことが重要なんだ」

 第1戦前の会見でNBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は「我々はNBAを発展させるのではなく、バスケットを発展させたい」と日本開催の意義を語った。ただ単に最高峰のレベルを見せ、興行として成立させるだけではない。楽しんでもらうことに加え、“目指す場所”を見せることも大切だったのだろう。

 ロケッツの17-18年シーズンMVPのジェームズ・ハーデンは言った。「(NBAを見る)チャンスがあるのはいいこと。(日本とNBAの)お互いが素晴らしい目標を達成した。これだけ盛り上がるのはいいこと。時間はかかるけど、正しい方向に行けると思う」。日本からは八村塁、渡邊雄太、馬場雄大が海を渡った。W杯は全敗したものの、一昔前と比べ、はるか遠い世界ではなくなってきたNBA。バスケ界のさらなる発展へ、次は16年後と言わず、来年も見たい。

THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada

最終更新:10/11(金) 9:41
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