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舞台「魔法使いの嫁」主演の工藤遥、弟の反応を明かす「それだけは行く!」

10/11(金) 11:00配信

ザテレビジョン

ヤマザキコレによる異類婚姻幻想譚「魔法使いの嫁」が、遂に舞台化。舞台版で主役の羽鳥チセを演じる工藤遥と、その相手役、エリアス・エインズワース役の神農直隆に見どころを聞いた。また、10月13日(日)の公演の模様は、dTVチャンネルのひかりTVチャンネル+で生配信されることが決定している。

【写真を見る】自然な笑顔の工藤とちょっと緊張気味の神農の貴重な撮りおろしショット

■ 工藤&神農「緊張しています(笑)」

神農「僕しゃべるの苦手で、こういう場はとても緊張するんですけど、工藤さんはさすがですね」

工藤「いやいや、私も緊張しています(笑)」

――では、改めて自己紹介をお願いします。

工藤「羽鳥チセ役の工藤遥です。よろしくお願いします」

神農「エリアス・エインズワース役の神農直隆です。よろしくお願いします」

■ 多くの人が知っている作品だからこそのプレッシャー

――漫画原作を舞台化した作品ですね。

工藤「私の弟が原作のファンなんです。『魔法使いの嫁』を知ってるか聞いてみたら、“知ってるよ、どうしたの急に?”と言って原作に対して熱く語り出したんです。で、実はその舞台に出るんだよっていう話をしたら、普段は私のステージを見に来ない弟が“それだけは行く”と。そして“くれぐれも原作の質を落とすような真似はしないように”と言われました(笑)。

一番近くに熱いファンがいて、プレッシャーもありますが、それだけ幅広い世代に愛されている作品なんだと改めて実感しました」

神農「僕はこの作品を知らなかったんですが、『魔法使いの嫁』というタイトルを聞いて、最初は、ああ嫁かあ、人じゃないものが嫁さんをもらう話なのか、と思いました。15歳の女の子を嫁にすることに違和感がありましたが(笑)、読み進んでいくうちに、エリアスは人間の女性を知りたいのかな、そして、いろんな冒険を通して人間というものを知りたいのかなと思いました」

――漫画もアニメも大人気ですが、それに対してはどう思われますか。

工藤「もう本当に人気のある作品ですよね。その主人公のチセを私が演じていいものなのか、という不安とプレッシャーはありますし、原作が漫画だから、どこまで寄せられるのかな、と思ったりもしています。こんなにがっつりと漫画の作品を舞台でやらせていただくのは初めてなので、今は大丈夫かなっていう気持ちの方が強いです」

神農「多くの人が知っている物語という点では、シェークスピアの原作や歌舞伎の演目とも、ある意味一緒なので、『魔法使いの嫁』も後の時代に別の人が演出したり演じたりする作品になればいいなと思います。演じるにあたっては、プレッシャーも感じながらもいつもの舞台と同じように臨めて、結果いいものが残せたらいいかなと思います」

――では、この舞台の見どころは?

工藤「原作ファンの方々はきっと、誰がどこまで出てくるの?とか、ビジュアルはどうするの?みたいな疑問がたくさんあると思うんです。その点、『魔法使いの嫁』の世界観は、いろんな技術でしっかり表現できるんじゃないかと私は思っています。

最初は私も、エリアスどうやるんだろう?って思ったりしたのですが、舞台ではそういう部分が素敵に表現されますので、是非一緒に“まほよめ”の世界に浸っていただけたらなぁと思います」

神農「メイクさんがこしらえてくれたこの髪型と(笑)、舞台では原作にはない部分も描かれているので、『魔法使いの嫁』を知っている方も新鮮に観ることができると思いますよ。セリフも、漫画やアニメにはないものがちらほら入っているので、“あぁ、この人こう思っていたんだ”とか確認できて、より厚みのある物語になっているのではないかと思っています。

また舞台の面白いところは、目線をお客さんが自由に決められるってことですよね。登場人物の関係性や起こっている出来事を、より深く感じることができるんじゃないかな」

■ 私もチセと共に成長していきたい!

――工藤さん、チセを演じる思いを聞かせてください。

工藤「チセが舞台の上でどう描かれていくのか、また、どう見せていくかはまだ探っている段階なんです。チセは愛を知らずに育った女の子なので、どこか居場所を求めている姿はかわいそうにも見えるんですが、物語の世界観が妖精やドラゴンが出てくるような魔法とファンタジーの世界なので、チセの姿があまり生々しく見えないところが若い世代にも届くポイントなのかなと思っています。それを舞台上でどこまで私が表現できるかが鍵になるのではないかと。

またチセが成長していくことで物語も進んでいくので、私もチセと共に成長していければいいなと思っています」

――実際にチセと同じように、人ならざるものが見えたらどんな気持ちになると思いますか。

工藤「怖いとは思いますが、生まれてからずっと見えていたら、逆に見えないことの方が怖いのかなと。チセがこれだけいろんな“もの”に対して反応が薄いのは、彼女の中ではそれが日常だからだと思うんです。だから同じ立場だったら怖くないのかなと、う~ん、でもお化けが見えたら怖いですよね(笑)」

――工藤さんは負けず嫌いの性格と伺いましたが、今回の役には生かされそうですか。

工藤「チセも負けず嫌いなところがあるので、台本を読んでいて、“そういう負けず嫌い、分かる分かる”って思います。私とチセの性格がうまく重なる部分はあるなと思っています」

■ エリアスには親近感があります!

――神農さん、エリアスを演じる思いを聞かせてください。

神農「エリアスは自分に近いところがあるなと思いました。人が苦手なところとか、仲良くしたいけどうまくできなかったり、くよくよ考えたりとか、読んでいて親近感がありました。人間の生活でもぶつかり合ったり、けんかしたりして分かりあえることもあるし、逆に逃げちゃうこともありますよね。エリアスを我がことのように感じ、毎回、新鮮に演じることができればいいなと思います」

――演出の高羽(彩)さんからは、お二人にどのようなアドバイスがありましたか。

工藤「高羽さんからは“チセとしてそこにいてほしい”とただ一言だけ言われました。私は“はい”と返したものの、最初の頃だったのでちょっとピンときていなかったんです。でも、台本が出来上がり稽古が始まって、いろいろなことが進んでくると、”チセとしてそこにいて”というのは、きっとこういうことなんだろうなと、ちょっと見えてくるものがあります。

ただそこに立っているだけで表現できる説得力や周りを動かせる力みたいなものを、高羽さんには求められているんだろうなと勝手に思っています(笑)」

神農「僕は声が低いというのもあると思うんですが、もっと子供でやってくれと言われました。昨日の読み合わせでは、かんしゃく起こしたり焼きもちやいたり、そういう子供っぽさを見せてくれと言われました(笑)」

――工藤さん、今まで経験した舞台やステージと比べて、今回はどのような違いがありますか。

工藤「今までの舞台やライブステージは、ずっと一緒にやってきたメンバーたちで作ってきましたが、今回は初めて顔を合わせるみなさんと一緒に一カ月半、チームでやっていく。そういう関係性が私には一番の違いです。それにどう馴染んでいって、コミュニケーションをどう取っていくかということは一つの課題ですね。人見知りではありますが、そういうところも楽しんで乗り越えていかなきゃなと思っています」

――相手役の神農さんの印象は、いかがですか。

工藤「今は全然そんなことないんですが、怖い人だったらどうしようとか思いました(笑)。とにかく舞台も久しぶりですし、いろんなことが初めましてで、どうしようどうしようってずっと思っていたんです。今は、私は私でぶつからせてくれるだろうな、と思っています(笑)」

――そんな神農さんは江ノ島にお住まいだそうですが、江ノ島の暮らしはいかがですか。

神農「江ノ島は、自転車が潮風ですぐ錆びてしまいます(笑)」

工藤「え~、そうなんですか?」

神農「海にはそんなに近くはないんですが、気軽にお散歩行けたりできるので、キレイな石を拾ったりして楽しんでいます」

工藤「いいですね。素敵です」

■ すごいものができるんじゃないかという期待がとても大きい!

――今回は初めて舞台を観に来られる方も多いと思いますが、そういう方々に向けても、お願いします。

工藤「『魔法使いの嫁』のファンだけど、特に中学生や高校生だと、劇場に足を運んだことのない方って結構いると思うんです。でも漫画やアニメを好きで、『魔法使いの嫁』だから来たっていうのであれば、これをきっかけに舞台の面白さにも気づいていただきたいですし、舞台って、もっと身近な世界なんだということを体験してほしいです。とにかく難しく考えずに来てもらいたいです」

神農「僕がいつも舞台をやっているときにバロメーターにしているのが、ウチのおかんの反応なんです。うちのおかんは本も読まない、音楽も聴かない仕事人間なんですが、そんな、うちのおかんが分かればみんな分かるだろうと(笑)。難しい内容の舞台でも、息子だからかもしれませんが、“直、おもろかったわ”って言ってくれるんです。

『魔法使いの嫁』は、たとえ原作を知らなくても、難しい言葉があっても、結局は人間模様を表現しているので感覚で分かると思います。ご心配なく」

――10月13日にdTVチャンネルで生配信があるんですが、視聴者に向けてメッセージをお願いします。

工藤「どうしても劇場に来ることができない方は、ぜひ映像でご覧ください。きっと映像でも舞台『魔法使いの嫁』の世界を楽しんでもらえると思います。楽しみに待っていてほしいです」

神農「役者もスタッフもいいものを作りたいと思っています。舞台は、“生”の素晴らしさはありますが、後ろの席だと多少見えづらいところもあります。ですが映像では、カメラマンやスタッフが、ある種のこだわりを持って届けたい部分を映し出していると思いますので、より面白い場面が観れるのではないかと思います。

またスポーツ観戦のようにクローズアップや見逃すことができない瞬間など、舞台とは違った楽しみ方ができると思うので、舞台を観た方が、さらにもう一度生配信を観てくださると嬉しいです」

――楽しいお話を、ありがとうございました。では最後に、もう一言お願いします。

工藤「まだ稽古は始まったばかりですが、既に私自身、ワクワクしていますし、すごいものができるんじゃないかという期待がとても大きいです。“まほよめ”の世界観を舞台という素敵な形でお届けできるように頑張りますので、ぜひ劇場に遊びに来てください」

神農「僕たち2人がメインではありますが、それ以外にもコロスの方たちがダンスなどいろいろ魅惑的な動きを舞台上で表現しているので、僕が観客ならそういうところも注目しちゃいます。ぜひそういうメイン以外のところも楽しんでください。よろしくお願いします」

くどう・はるか●1999年10月27日生まれ、埼玉県出身。モーニング娘。OG(10期)。2011年に加入したハロー!プロジェクトを2017年12月の武道館ライブで卒業し、女優として活動中。

かみの・なおたか●1981年1月5日生まれ、大阪府出身。クリオネ所属。舞台を中止に、幅広く活躍。東京FM「よ・み・き・か・せ!」レギュラー。映画「見えない目撃者」が公開中。(ザテレビジョン)

最終更新:10/11(金) 11:00
ザテレビジョン

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