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台風・豪雨への備え、最低限押さえておきたい4つのポイント

10/11(金) 6:01配信

ダイヤモンド・オンライン

 今年“最強クラス”といわれる台風19号が接近している。先日の台風15号並みの台風が来襲すれば、浸水被害のみならず、窓ガラスが割れる、建物の破損、長期停電や断水などの甚大な被害も想定される。三連休を自宅で過ごす人が多いなか、どのような被害を想定して、どんな備えをしておくことが大切なのか。防災システム研究所・山村武彦所長が、これだけは最低限おさえるべきという台風・豪雨対策に役立つ備えを解説する。

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● 【備えのポイント(1)】 自宅の被災リスクをチェック

 一昨年の九州北部豪雨や昨夏の西日本豪雨では、大きな河川よりも中小の河川が数多く氾濫したり、決壊したりしました。ですから、自分の地域にある小さな河川でも油断は禁物です。氾濫すると強い流れになって、避難できない状態に陥る可能性があります。

 そこでまずは、自宅の被災するリスクを家族で確認することが大切です。洪水になりやすいのか、土砂災害が起こりやすいのか、高潮に見舞われるのか。あるいは強風が吹いたら周囲から飛んできそうなものはないか。こうしたことを確認したうえで、家族全員でそのリスクを共有するようにしましょう。

● 【備えのポイント(2)】 電化製品は2階へ、水のうと側溝の掃除で浸水防止

 自宅が低地や河川のすぐそばにあるような浸水危険区域であれば、テレビやパソコンなどの電化製品や電子機器などの大事なものは1階から2階に運びます。

 浸水の危険を避けるために、土のう袋や水のう袋を積んでおくのも効果的です。玄関などの隙間や通気口から水が入ったり、床下から浸水したりする可能性もあります。

 低地にある家の場合、1階のお風呂や洗濯機の排水溝、トイレから水が逆流する可能性もあります。その対策としても水のうを作って排水溝の上に置くといいでしょう。水のうは、45リットル程度のゴミ袋を二重にし、そこに10リットルの水を入れて、ある程度空気が抜けるようにねじって口を縛れば完成です。

 また、隣近所の周囲の人と連携することも大事です。先日の台風15号も含め、これだけ台風が続いていると、側溝に枯れ葉などが溜まっており、排水能力が半減して「目詰まり水害」が起こる可能性もあります。台風が来る前に隣近所で声をかけあって大掃除をしてはいかがでしょうか。

 家が流される危険性があれば避難したほうがいいですが、遅れれば避難する方が危ない場合もあります。その場合は2階に避難できるように準備をしましょう。

● 【備えのポイント(3)】 自転車や物干し竿を家の中へ、窓ガラスを補強

 今回も台風15号並みの暴風が想定されます。自転車やバイク、物干し竿、プランターなど家の外に置いている飛ばされそうなものは、すべて家の中に入れましょう。これらが暴風によって近隣の住宅に飛んでしまい、結果として加害者になる恐れもあるからです。

 防災で大切なのは、被害者にならないこと、加害者ならないこと、傍観者にならないことです。隣近所で高齢者や体の不自由な方がいる場合、声をかけて手を貸すなどして、傍観者にならないようにしましょう。

 飛来物で窓ガラスが割れる可能性もありますから、ガラス飛散防止フィルムを貼るのも効果的です。一番危険なのは、小さい小石などの飛来物がぶつかって窓が割れること。窓が割れれば、家の中に雨と風吹きこんで、最悪、天井が吹き飛ばされる可能性もあります。

 そうした心配のある窓ガラスは、ベニヤ板で補強する方法もあります。ベニヤ板というと重いイメージですが、最近ではホームセンターで樹脂系などの軽いベニヤ板も売っています。それらを頑丈な養生テープで止めるのもいいでしょう。

 先日の台風15号では、屋根が吹き飛ばされて、結果的にブルーシートの不足が問題になりましたが、現場で意外と不足していたのが土のう袋とシートを結ぶロープ、それを切る万能ばさみ、滑り止め手袋、脚立などでした。事前に用意しておくといいでしょう。

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最終更新:10/11(金) 10:15
ダイヤモンド・オンライン

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