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オールブラックスも注目の快進撃。ジャパンを英国紙はどう伝えた?

10/11(金) 11:31配信

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 「ジャパンはどこまで行けると思う?」

 日本がアイルランドを下してから、こうした質問がラグビー列強国の選手や監督に向けられている。もはやルーティンのように。

【決定的瞬間】姫野のジャッカル、福岡&松島の超速トライ。リーチ、堀江、稲垣、田村…何度でも見たいW杯の名シーン。

 そう書いたのは、英国主要紙のひとつ『ガーディアン』のポール・リース記者だ。その記事によると、ニュージーランドのフランカー、サム・ケインは慎重に言葉を選びながら、こう返答したという。

 「スコットランド戦で彼らがどう戦うのかが楽しみだね」

 4年前の南アフリカ戦の勝利はラグビー史上最大の番狂わせと言われ、『ブライトン・ミラクル』と題した映画までつくられた(今大会開幕前日に公開)。それと同等かそれ以上の激震をもたらしたのが、2019年9月28日にアイルランドから収めた白星だった。

“静岡の衝撃”と名付けられた。

 なにしろ相手は、今大会開幕時に世界ランキングで1位だった優勝候補である。開催国のアドバンテージがあるとはいえ、前大会開幕時にW杯で1勝しか挙げていなかった日本が勝つとは、ほとんど誰も予想していなかった。4年前の“奇跡”に次ぐ大番狂わせは、“静岡の衝撃”と名付けられている。

 その“衝撃”の一戦について、同じくリース記者はこんな書き出しでレポートした。

 「ジャパンがまたやってのけた。今回は、2週間前まで世界ランキングで1位だったチームを相手に。このW杯のホスト国代表は、スピードとスキル、情熱によって、9点のビハインドを跳ね返して勝利を収めた。それらは湿度や時間(の経過)にも、弱まることはなかった」

 そして欧州の記者らしく試合の背景や地理にも触れ、「終了の笛が鳴った時に轟いた咆哮は、近くの富士山さえも震わせただろう」と続けた。

赤と白のジャージを着たオールブラックス。

 日本のパフォーマンスについては、「彼らは時折、赤と白のジャージを着たオールブラックスに見えた。オフロードパスを繰り出し、タックルを避け、低い位置から攻撃を展開して」と称え、「世界のラグビーで最もタイトな守備陣のひとつ」を誇るアイルランドが「絶望感を増し、混乱していった」と綴っている。

 序盤は劣勢を強いられた日本が勝てた理由には、「30分を経過する前にジャパンのキャプテン、リーチ マイケルがベンチを離れると、流れが変わった」とジェイミー・ジョセフHCの采配や、主将の存在感とクオリティーを挙げている。

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最終更新:10/14(月) 0:05
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