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森保一監督「いまの勝利と今後の発展」ベストメンバーで2次予選を戦う理由。

10/11(金) 11:51配信

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 10月10日に行われた日本対モンゴル戦は、ブックメーカー泣かせだったに違いない。FIFAランキング183位のアウェイチームの勝利は、他でもないモンゴルの人々でさえ予想できないものだったと言っていい。

【秘蔵写真】ヤンチャそうな10代後半の南野、堂安、中島、柴崎に12歳にしてバルサに君臨の久保。

 力関係には明らかな開きがある。モンゴルがいかにゴール前を固めてきたところで、日本がゴールを奪うのは時間の問題だ。22分に南野拓実がヘディングシュートを突き刺すと、29分に吉田麻也、33分に長友佑都、40分に永井謙佑が加点する。

 守備的な相手からの得点には「こじ開けた」というフレーズが使われるが、この日の日本はそこまで苦労していない。幸運に後押しされたところもない。

 モンゴルのドイツ人指揮官ミヒャエル・ワイスは「熟れたリンゴが木から落ちるように、どんどん点を取られてしまった」と振り返ったが、個のレベルの違いを2人、3人の連係でさらに際立たせた結果として、前半のうちに4ゴールを奪った。ペナルティエリア内かその周辺からのラストパスが多く、スペースを見つけにくいなかで敵陣深くまで侵入できていた。

23人中21人がミャンマー戦と一緒。

 しかし、後半は2ゴールに終わる。

 前半の14本を上回る18本のシュートを浴びせたのに、2度しかゴールネットを揺らすことができなかった。2-0で勝利した9月のパラグアイ戦とミャンマー戦も、後半は無得点に終わっている。後半の戦いぶりを課題とする意見は多いだろうが、森保一監督の選手選考と選手起用がまさにその答えとなっている。

 日本が勝つか負けるかが論点にならないモンゴルとタジキスタンとの連戦に、森保監督は20人の海外組を招集した。国内組を含めた23人のうち21人までが、9月のミャンマー戦と同じである。就任から1年強が経過し、世代交代を終えた指揮官はメンバーをほぼ固定している。

 ならば、スタメンはどうか。

遠藤航、伊東純也、永井謙佑の意図。

 ミャンマー戦から3人の変更があった。ダブルボランチの一角に、1月末のアジアカップ準決勝以来となる遠藤航が起用された。4-2-3-1の「3の右」に、堂安律ではなく伊東純也が指名された。大迫勇也をケガで欠く1トップは、永井謙佑が務めた。

 「選手起用についてはひとつの考え方ではなく、いまの勝利と今後の発展を考えている」と森保監督は言う。

 ボランチには9月の2試合で好パフォーマンスを見せた橋本拳人もいるが、守備に重心を置くモンゴルを攻略するには、遠藤のタテパスと空中戦での強さが生きると判断したのだろう。

 加入1年目のシュツットガルト(ドイツ)で出場機会を得ていない彼に、プレータイムを与える意図もあったかもしれない。「いまの勝利と今後の発展」のいずれも満たす起用だ。

 伊東のスタメンは戦略的な狙いが強いと考えられる。カットインよりタテへの突破を得意とするウイングタイプを使うことで、ピッチの幅を有効活用して相手の守備を広げることができる。

 果たして、背番号14を着けた26歳は前半に3つのアシストを記録した。右サイドバックの酒井宏樹との関係もスムーズで、2列目右サイドの選択肢としての輪郭をくっきりとさせた。「今後の発展」が見えてきた。

 大迫不在の1トップには、永井のほかに浅野拓磨と鎌田大地が招集されている。ただ、9月に続いての招集は永井だけだ。チームのコンセプトに触れている時間を考えると、永井の先発起用は「いまの勝利」を目ざすのにベターだ。

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最終更新:10/11(金) 14:36
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