話はまとまったように見えたが、また意見が食い違い、A子さんは8月末にXさんと話し合ったという。
「8月30日、Xさんから『今月、ほとんど私1人でやるのキツかったから、来月からは日数多めに出勤して欲しい』と言われました。しかし、私は子供の世話がある、と話すと『共同経営なんだから、負担も半分にしなきゃ』と言われました。
このとき、私は”共同経営“という言葉に引っかかり、帰宅後、夫に相談しています。もうお互いによく分からなくなっていると判断し、私が身を引いたほうがいいんじゃないかと考え、再び翌31日に話し合いをしています。そこで『私は辞める方向だ』と伝えると、Xさんからは『じゃあ、出られるときだけ出てね』と言われました。そのほかのことも、お互いの心の内をぶつけ合った。その上での言葉でしたので、私は和解したと思っていました。
しかし、9月1日の朝に再びLINEで『共同経営だと言った』『言っていない』という話になり、意見が食い違います。そこで、9月2日に私の夫も交えて話し合いをしようという流れになりました。その話し合いの場で『私は辞める方向で』と伝えましたが、なにも解決しませんでした」(同前)
その後、突然、Xさんから店の合鍵を受け取りたいという連絡があったという。
「あいまいなまま、私は9月3日にも出勤し、その後、9日と11日の出勤も頼まれました。結局、『9日、11日は出勤しなくて大丈夫』と言われたので出勤はしませんでした。そして14日、私の友人がお店に差し入れを持ってきてくれたとXさんから連絡があり、家に持ち帰るので取りに来てくれと言われました。そのときにお店の合鍵も受け取りたいと言われ、そこで私はもう辞めるということなのだなと察しました。
給料未払いの件は、9月14日にお店の合鍵を届けに行った時点で、8月分の給料をまだ受け取っておらず、Xさんから9月3日に『いつでもいいので取りに来て下さい』と連絡を受けていたこともあって、その際にもらえるのだろうと思っていた。ですが、そのときにも支払われませんでした。給料が入っていないことを伝えると、『今日、渡すって言っていないよね?』と言われ、私が『もういりません』と伝えると、後日振り込みますという連絡が入ったのです。犯人扱いされたという件も、私は衛生管理者のプレートに触ってもいません」(A子さん)
最終更新:11/2(土) 12:09
文春オンライン
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