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こころの応急措置(MHFA)に学ぶ、精神障害を抱えた大切な人との接し方

10/13(日) 22:21配信

エスクァイア

賛否両論ある講義、でもあまり知られていない真実も学べた

 心理学者や支援センターが挙げるMHFAの問題点の中に、受講者の介入によって実際に効果があったという研究結果がないということがあります。

 コロラド大学医学部が最近発表した研究によると、MHFA受講者にインタビューしたところ、メンタルヘルスの認知と介入に対する自信が30%向上したそうです。しかし実際にどれくらいの頻度で受講者が介入したのか、実際に効果があったのかどうかは誰にもわかっていません。それでも、まずはどこかから始めなければいけませんし、教育は大事な出発点のひとつでしょう。

 不安障害が発症する平均年齢が11歳だということを、あなたは知っていますか?パニック障害の発作が20分も続くかもしれないということはご存知ですか?幸福感を感じていなかった人が突然不可解なほど幸せそうだというのは、自殺を選ぶサインのひとつだと認識している人もほとんどいません。自殺未遂や自殺願望の治療を受けてから最初の3ヵ月はもっとも自殺のリスクが高いため周囲がより注意すべきときだというのも、あまり知られていない事実なのです…。

 賛否両論あるこの講習ですが、不完全だとしても、アクションプランを提示してくれるものです。そして、私たちが勇気を出せば精神障害に悩む人たちを止められるかもしれないということを思い出させてくれます。

 私の友人は幸いにも、飲酒問題に悩む人たちの自助グループを自分で見つけることができました。講習後、私は彼と自殺願望について率直に話すことができましたし、また彼が真っ暗闇の中に行ってしまった時に何と聞けばいいかわかっているのは心強いです。

 訓練を受けた専門家のように感じるかって?とんでもありません。色々忘れてしまって、この記事を書くために講習のノートを見直したかって?もちろんです。前と比べて介入をする自信があるか?家族や友人のためなら、間違いなく介入します。知らない人であれば、まだ躊躇してしまうと思います。

 でももしスーパーマーケットでパニック発作を起こしている人がいて、周りの人がただ立って何もできていなかったら、助けが来るまでその場を取り仕切れるような人間でいたいと思っています。あなたもそんな場面に遭遇したら、次のことをしてあげてください。

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最終更新:10/13(日) 22:21
エスクァイア

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