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乳がん母さんの明るい共病|ホルモンって何だっけ?乳がん標準療法の締めくくりにある「ホルモン療法」

10/13(日) 15:02配信

Suits-woman.jp

「あのCMに出ている俳優、特にイケメンってわけじゃないけど、めっちゃいいよね~」
「わかる~。なんつーか、ホルモン系?」
「いや、それを言うならフェロモン系。ホルモンは焼肉だよ!!」
「えっ、ホルモンって焼けるんだっけ?」
「……つか、ホルモンってなに?」

はて。

名前だけはよく聞くけれど、ホルモンって、実際のところ何でしょう?

唐突な書き出しで申し訳ない。6年半前に乳がんを発症し、標準治療の通りに、外科手術、放射線治療、抗がん剤と経験してきた私です。

標準療法の締めくくり、ホルモン療法!

さて、最後。乳がん患者の標準治療の締めくくり。かなりの数の患者さんが通る道。それが「ホルモン療法」です。

「ホルモンの何を治療するの?」ではなくて、「ホルモンの分泌を止めちゃいましょう」って治療方法なんです、これ。

それというのもですね、乳がんの多くはホルモンをエサとして増えるんですよ。知ってました?もちろん私は、自分が乳がんにかかるまで知りませんでしたよ。

だから、エサになるホルモンを止めちゃえば、ガンも増えることはないだろう、って作戦なんです。つまりは、乳がんに対する兵糧攻めですね。

しか~し、乳がんとひと口に言っても、実はいろんな種類がありまして。ホルモンをエサとしないタイプの乳がんもあります。その場合は、ホルモン療法は意味がないわけです。これは、最近、コンビニでおつりの計算があやしくなってきた私のポンコツな頭でもわかる理屈です。

ちょっと難しい言葉でいうと、これを「ホルモン受容体」といいます。ホルモンをエサにするほうが陽性、しないほうが陰性です。

……そろそろ目がすべり始めてきた読者の方もいらっしゃるかもしれません。ごめんなさい。もうちょっとお付き合いください。ペコリ。

「その、ホルモンをエサにするタイプの乳がん?それってどれくらいあるの?」

はいっ。ホルモン受容体が陽性の患者さんは、なんと乳がん全体の70~80%だそうです。乳がん患者さんの大部分、といってしまってもいいかもしれません。

ガンの初期の治療で、手術だの放射線だのをひと通り済ませてから、このホルモン療法をしておくと、再発や転移の可能性が半分ほどに減ってくれるというから、ありがたい話です。

残念ながら再発しちゃった私のような場合でも、それなりに寿命は延ばしてくれる、はずです。まっ、たぶんね。

「え~、でも、ホルモンを止めるってナニ? なんか怖そうなんですけど~」

大丈夫!! 患者の立場でいうと、もろもろの治療のなかで、これがいちばん楽です。というのも、ほとんどの場合は薬を飲むだけなんです。毎朝、1錠。あら、楽勝。

た~だ~~しっ!!

最低でも5年間です。

最近では10年間になっているらしいです。 

もちろん、そんな薬はドラッグストアで売っているわけはなく。病院に行って、処方してもらわなければいけません。ということは、一回、乳がんにかかったら最低でも5年間は病院に通わなければいけないってわけですが、まあ、そこは「あきらめてください」としか言いようがないです。

病院も通い慣れてしまえば、そんなに悪いところでもないですよ~。……って、これ、フォローになってます?

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最終更新:10/13(日) 15:02
Suits-woman.jp

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