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服をなくされたり、ボロボロにされたり……クリーニング店とのトラブルを解決するには?

10/13(日) 20:04配信

Suits-woman.jp

堅実女子の悩みに弁護士・柳原桑子先生が答える連載です。今回の相談者は山田佐和子さん(仮名・30歳・通信関連会社勤務)から。

「クリーニング店のトラブルに悩んでいます。ウチの近所には2軒のクリーニング店があり、かつては大手の方に出していたのですが、シャツが黄ばんだり色スカートが色落ちをしてしまい、気に入っていた服がボロボロにされました。それに対して『経年劣化で仕方がない』という対応をされて、個人営業のクリーニング店に切り替えたのです。

しばらくはよかったのですが、先日、大切な服を紛失されました。先日、受取票を持って、お店に行ったのに『もう渡しましたよ』と言われてしまいました。

店で記録している管理番号で探してもらったのですが、確かにその服は、私に渡したことになっていたのです。

『でも、私がこの受取票を持っているんですが』と伝えたところ、顔見知りの店員さんから『山田さんは、いつも受け取り票を無くしているじゃないですか』と言い返されました。確かに、モノの管理が苦手な私は、受取票を無くしてしまっており、顔見知りのよしみでクリーニングに出した衣類を受け取っていました。

その、さも私が悪いと言わんばかりの対応に、怒りが収まりません。これらのお店の対応に腹が立つやら悲しいやら。解決にはどう動けばいいのでしょうか」

弁護士・柳原桑子先生のアンサーは……!?

洋服を預かったことを示す「受け取り伝票」は、仕上がった服と引換にお店側が回収するもののことだとしたら、その伝票があなたの手元にあるのに、「洋服はすでに渡したはず」と言うお店の言い分がおかしいです。

通常、山田さんが受取票をよく紛失しているなどの事情があったにせよ、“客の確認不足”と言い放っているというのは、ひどい対応ともいえます。

顔なじみであったのか、数回クリーニングに出した経験があるのか、あなたとの関係はわかりませんが、質問を読む限りで判断すると、最初から責任逃れの意図があったのかもしれません。そうなると、話し合いをしても水掛け論に終始してしまう可能性があります。

そこで、もしそのクリーニング店がチェーン店などであったなら、本社(もしくは本部)の相談窓口と話をしてみるといいでしょう。解決の糸口が見つかるかもしれません。

個人経営の店舗であり、店側とでは話にならないようであれば、管轄の「消費生活センター」へ相談してみるのも有効です。

このときに証拠となる伝票、状況などをまとめて持っていくと、解決が早いでしょう。

ちなみに、消費生活センターは紛失だけでなく、ボタンを紛失した、穴が開いた、色が変わったなどの事故についても相談を受け付けています。その場合も現物を持参して、その状況がわかる証拠を持参の上、解決策を相談に行ったほうがベターです。

ちなみに、お店側の賠償については、『全国クリーニング環境衛生同業組合連合会』の「クリーニング事故賠償基準」というものがあり、クリーニング業者の一方的言い分で済まされないように配慮されています。確認してみてはいかがでしょうか。


チェーン店の場合は本社(もしくは本部)の相談窓口と話をしてみましょう。個人経営の店舗の場合は、管轄の「消費生活センター」へ相談してみるのも有効です。


(教えてくれた人/柳原桑子さん)
第二東京弁護士会所属 柳原法律事務所代表。弁護士。東京都生まれ、明治大学法学部卒業。「思い切って相談してよかった」とトラブルに悩む人の多くから信頼を得ている。離婚問題、相続問題などを手がける。『スッキリ解決 後悔しない 離婚手続がよくわかる本』(池田書店)など著書多数。

最終更新:10/13(日) 20:04
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