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40代こそ「お金を大きく育てる」ことができるのは何故か?

10/13(日) 9:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

人生における40代は、経済基盤を築くべき時代です。本格的な資産形成に着手しつつ、豊かな老後生活の準備を進めるポイントを伝授します。※本記事は、青山学院大学大学院教授の榊原正幸先生が、人生100年時代の資産形成に役立つ、堅実で科学的な株式投資術をわかりやすく解説します。

「サイドビジネス・老後対策」にはぜひ着手を

本記事では、40代の方に向けてアドバイスをしてみようと思います。40代というのは、「転職」「サイドビジネスを起業」「老後対策を開始」するのには、最適な時期です。これらの3つとも、30代から始めてもいいのですが、最も脂がのり、やりやすい時期というのは40代だと思います。「転職」については、必要を感じない方は着手しなくてもいいのですが、「サイドビジネス」と「老後対策」については、ぜひとも着手されることをおすすめします。

また、これらの3つは50代から始めては、少し遅いような気がするのです。もちろん、何事も「始めようとしたときが好機」ですから、30代や50代で始めても着手しないよりはいいのですが、最適な時期が40代だと私は考えています。

それではそれぞれについて述べていきます。

43~45歳は「転職」のラストチャンス

この転職というのは、必ずしも実行しなければならないことではありません。1つの会社にずっと奉職し続けることは、もちろんすばらしいことですし、やりがいのある職場で生き生きと仕事ができているのであれば、転職する必要などはありません。

ただ、もしも「自分にはもっと違う人生が合っているのではないか」とか「やりたいことは他にあるのに」とかいった思いを抱えていらっしゃるようであれば、転職も視野に入れられればよいと思いますし、その時期は遅くても40代半ばまでだと思います。

自分自身の経験から「ゼロからスタートして、まとまった仕事を成し遂げるには5年~7年かかる」ということを私は強く感じています。そして逆もまた真で、「5年~7年という時間をかけて真剣に取り組めば、ゼロから始めてもかなりのことが達成できる」とも考えています。私自身、就職浪人をしたときから東北大学の助教授に着任するまでが7年でしたし、イギリスに渡ってから博士号(PhD)を授与されるまでも7年でした。7年かけて真剣に取り組めば、かなりのことができます。

このようなことから、50歳までに、仕事上ある一定の頂上に辿り着こうとした場合、43歳~45歳での転職というのがラストチャンスになると思いますし、また、最も円熟した自分を生かせる時期もこの40代という時期だと私は考えています。

私の場合は、転職といっても勤務先の大学を移籍しただけですから本格的な転職とはいえません。しかしながら、仙台にある国立大学(東北大学)から東京にある私立大学(青山学院大学)に移籍するというのは、大学教員の世界の中では比較的大きな転職です。ビジネスパーソンでいえば、同業種の中で国家公務員から民間企業に移籍したような感じです。これを実行に移したのが42歳のときでした。

東北大学は東京大学に続いて日本で2番目に長い伝統を持つ大学ですから、大学の教職の世界ではもうこれ以上の出世はないと言っても過言ではないような身に余る職位でした。もちろん、「旧帝国大学の教授になる」というのも私の一番大きな夢でしたから、それが叶ったことには大きな満足感を得ました。

しかし、大学の世界での出世以外にも、私にはまだ人生でやり残した夢がたくさんあることに、40歳を過ぎて気づいてしまいました。あまりにも私事にすぎるので、私の当時の夢の具体的な内容はここには書くのを控えますが、仙台では叶えられないもので、東京に移籍する必要がありました。そこで、たまたまお誘いを受けた青山学院大学に移籍することを決意したのです。

今から思い返すと、この機をもし逸していたら、きっとずっと転職はしなかっただろうと思いますし、私の夢の多くは夢のままで終わっていただろうと思います。決断してよかったと心から思っていますし、42歳のあのときがラストチャンスだったとも思います。

なお、30代でも転職をするのは大いに結構だと思うのですが、30代での転職は、必ず「上昇気流に乗るもの」に限定するべきだと思います。若い頃にいろいろな職を転々とするといったことは避けて、若い頃の転職は「転職=ステップアップ」に限定することが肝要です。そうでないと、人生をさまよってしまうことにもなりかねません。

ちなみに、この場合の「上昇気流に乗るもの」とは給料が上がることではなく、「職位が上昇すること」または「やりたいことに近づくこと」を意味します。お金を追うのは40代からでも充分に間に合いますから、30代での転職ではお金よりも、「職位の上昇」や「やりがい」を重視したほうがいいと思います。それが結果的には金銭的な改善にもつながっていくのです。

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最終更新:10/13(日) 9:00
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