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写真家・桑島智輝はなぜ安達祐実を撮り続けるのか 「自分を知りたいから撮影する」と語るその真意とは

10/13(日) 12:00配信

WWD JAPAN.com

ポートレートを中心に広告や写真集、雑誌の分野で活躍する写真家の桑島智輝。新境地ともなる写真集「我我(がが)」を今年の9月14日青幻舎から出版した。桑島は妻である俳優の安達祐実を毎日撮り続けており、「我我」にはそこからセレクトされた写真が文章と共に掲載されている。「夫婦間では、写真を撮ることが一つのコミュニケーションになっている」と語る桑島に、「我我」に込めた思いを聞いた。

【画像】写真家・桑島智輝はなぜ安達祐実を撮り続けるのか 「自分を知りたいから撮影する」と語るその真意とは

WWD:はじめに写真集「我我」を出そうと思ったきっかけを教えてください。

桑島智輝(以下、桑島):前回の写真集「私生活」(集英社)を2013年に出版したんですが、それ以降も安達さんを撮影し続けていて、どこかのタイミングで写真集を出そうとずっと思っていました。具体的な話になったのは2年ほど前からです。今回のアートディレクターを務めてくれた町口景(まちぐち・ひかり)さんに撮った写真を見せて相談をするようになり、そこからですね。

WWD:このタイミングで出版に至ったのは?

桑島:出版日の9月14日は、安達さんの誕生日なんです。今回の写真集は日付が重要で、日付が入っている写真も多いです。基本的に写真は時系列で並んでいて、15年11月13日の結婚記念日のトンネルの写真から始まり、終わりは19年8月15日の終戦記念日です。

WWD:どのくらいの期間、安達さんを撮り続けているんですか?

桑島:8年ほど撮り続けています。最初は前回の写真集を出すための企画だったんですが、撮り終わって写真集ができるまでの過程もずっと撮っていて、そのうちに安達さんと付き合うようになって、結婚して。そうすると自然と毎日撮影していますね。安達さんを撮ることが楽しいです。

WWD:例えばケンカをした日も撮影するんですか?

桑島:そんな日もあります。でもこれは安達さんの度量の広さだと思うんですが、写真を撮ることに対しては怒らない。夫婦のルールとして、何をしていても撮影してOKということになっています。だからすごく怒っている写真もあります。正直、相手が怒っているときに撮影するのって恐いし、勇気がいること。でもそこで撮ることが重要で、「そこで撮らないんだったら、やめちまえよ」って安達さんは思うはず。だからある意味、そういったときは僕と安達さんとの闘いでもあります。

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最終更新:10/17(木) 0:43
WWD JAPAN.com

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