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【ヒットの法則24】アルファロメオ159は半年後の正式発表を前に大きな話題を呼んだ

10/14(月) 6:30配信

Webモーターマガジン

ボディサイズは大胆に拡張されていた

2005年のジュネーブオートサロンで多くの注目モデルがワールドプレミアされている。中でもアルファロメオ159には大きな関心が集まっていた。当時の模様をMotor Magazine誌で振り返ってみよう。(以下の記事は、Motor Magazine 2005年5月号より)

【写真】リアビューやインパネ、エンジンなどを見る

ジュネーブショーの直前にGMとの提携関係を解消したフィアット・アウトグループ。15億ユーロあまりの補償金が入ったとは言え、GMが「これ以上お荷物が増えるのは勘弁!」とばかりに手を引くことを決意したフィアット・アウトグループの経営状況はかなり深刻なようである。

しかし、そんな暗い話題を吹き飛ばすように、ジュネーブでのアルファロメオブースはニュースに溢れていた。2002年のジュネーブでコンセプトモデルとして提示されたブレラがGTVの後継車種として正式デビューしたのに加え、同社の中核車種として日本でも高い人気を誇ったミドルセダン、156の後継モデルまでもが発表されたのだ。

事前の噂で車名に諸説が囁かれた156の後継車は「159」と紹介された。ブレラともどもデザインを担当したのはジウジアーロ率いるイタルデザイン。ピニンファリナのラインを懐かしむアルフェスタは多いが、156のフェイスリフト以降、現在のフィアット&アルファの多くがイタルデザインの手によって作り出されている。

スタイリングは盾のグリルに向かってすべてのラインを引き集めたような、いわゆるブレラ顔。どこか柔和さを感じさせた156から一転して、精悍で硬質な雰囲気となり、押し出しも強まった。

ボディサイズは全長4660mm×全幅1828mm×全高1417mm。先代に対し長さと幅方向が大胆に拡張され、欧州Dセグメントの流れに乗った大きさになった。ホイールベースは2700mmと実に105mmも延長している。ちなみにこのディメンジョンは、もはや166に近い。

サスペンションはフロント/ダブルウイッシュボーン、リア/マルチリンクと完全な新設計。プラットフォームはサーブと共同開発したブランニューだ。

搭載されるエンジンは、ガソリンは全車JTSと呼ばれる直噴となり、1.9L、2.2Lが4気筒、3.2LがV6となる。いずれもGM製のユニットをベースにアルファロメオが手を加えたもので、提携は途絶えてもこうした協力関係は今後も続くらしい。ディーゼルは、2.4L直5と1.9L直4(16Vと8V)を用意する。

アルファロメオ159の本国での正式発表は今年夏。日本には年内に上陸するはずだ。(文:石川芳雄/Motor Magazine 2005年5月号より)

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最終更新:10/14(月) 6:30
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