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【男子バレー】またとないチャンスをつかんだ男 山内晶大 アーカイブ『アスリートの肖像』

10/14(月) 12:01配信

バレーボールNEXt

スキルアップをめざして大学卒業後はパナソニックへ

 その山内が大学卒業後の進路に選んだのは、V・プレミアリーグのパナソニック。
「全日本の選手を多く輩出しているチームだから、普段から質の高い、意識の高い練習ができるかなと思ったので」
 パナソニックには、オポジットの清水邦広、リベロの永野健、そしてセッターの深津がいることがやはり大きい。
「普段から深津さんとコンビを合わせて、コンビ面の問題を解消しておけば、全日本に行った時に、他の問題に焦点を当てて取り組むことができますから」
 全日本でいかに戦うかということが、もう当たり前に山内の思考のベースにある。
 昨年12月に行われた大学最後の大会、全日本インカレは、トーナメント2回戦で早稲田大学に敗れ、幕を閉じた。
「全日本に入れていただいて、一選手としても、チームとしても注目されていたので、トーナメント序盤で負けたのは悔しい。もっともっといろんな大学と試合がしたかったですね」
 そう悔やんだが、涙はなく、「充実した4年間でしたし、楽しい4年間でした」とサバサバとした表情で締めくくった。

リオ、そして東京へ。前進あるのみ!

 インカレが終われば、自然と見えてくるのがリオデジャネイロ五輪だ。
「もう5月にはリオ五輪最終予選があるので、技術も、気持ちの持っていき方も、それに向けて準備していきたい。まず五輪の切符を獲って、なおかつリオでも結果を残したいと思います」
 五輪の舞台では、どんな自分になっていたいかと聞くと、こう答えた。
「リオ五輪は、正直、一人前というところまでいかないと思う。でも、若手としても、ミドルブロッカーとしても、ワールドカップの時以上にチームに影響を与えられるようになっていたい。そして東京五輪の時にはもう、一人前のプレーヤーとして、チームを引っ張っていきたい」
 いつも通り、語る口調はひょうひょうとしていたが、そこに静かな決意が宿っていた。

※米虫紀子氏による「アスリートの肖像は」バレーボールNEXt Vol.3でPrat2、Vol.5でPart3、最新刊のVol.7でPart4を掲載。この4年間の成長ぶりが読み取れます。

米虫紀子

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最終更新:10/14(月) 12:03
バレーボールNEXt

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