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「茶葉は4g以上使用し、熱湯で淹れて3分待つ」のが効果的!食後の紅茶が生活習慣病予防に効果的な理由

10/14(月) 11:50配信

@DIME

高カロリーな食生活、仕事のストレス、運動不足、睡眠不足が長いこと続くと、糖尿病をはじめとした生活習慣病の危険性が高まってくる。

そうはわかっていても、仕事は常に問題山積みであまり寝られず、運動の時間はもちろん取れず、おまけに酒の付き合いもあるため脂っこいものもなかなかやめられないのが、ビジネスパーソンのつらいところだ。

そんなビジネスパーソンのために今回、実は血糖値の上昇を抑える効果がある「紅茶」の生活習慣病予防パワーと効果的な摂取方法について紹介していきたい。※グラフありの元記事は下記同タイトルをクリックすることで見ることができます

紅茶が食後の「急激な血糖値の上昇」を抑制する!
早稲田大学・高見澤菜穂子先生らが行った実験によって、紅茶に食後の血糖値上昇を緩やかにする効果があることが証明されている。



【調査方法】
健常な女性107名を2グループに分け(水摂取群54名、紅茶摂取群53名)、空腹時に15分間かけて片方にはパンと同時に水を摂取、もう片方のグループにはパンと同時に紅茶を摂取してもらい、食後の血糖値の推移を測定したところ、紅茶を摂取したグループの方が食後の血糖値が急激に上昇するのを抑え、低く推移する結果となった。

なぜ紅茶が血糖値の上昇を抑えるのか?
ごはんやパンなどに含まれるデンプンは、摂取された後、唾液中の酵素(アミラーゼ)や小腸の消化酵素(マルターゼ)によって分解され、「ブドウ糖(グルコース)」となり、ブドウ糖が腸管に吸収されることで血糖値が上昇する。

紅茶に含まれる「紅茶ポリフェノール」はデンプンやショ糖を分解する消化酵素の働きを抑制する作用があり、糖が消化吸収される量が減ることで血糖値の上昇が抑えられている。



紅茶の摂取以外に以下の方法も血糖値を急激に上げないために効果的だ。

・糖質の少ない物から食べ始める
・ゆっくり時間をかけて食べる
・1日3食の食事を抜かない
・筋肉を使った運動をする
・精神的ストレスを溜めない
・睡眠をしっかりとる

高血糖は普段の生活の積み重ねが原因となって起きるものであり、すぐに改善できるものではない。日頃から血糖値を急激に上昇させないよう食習慣や運動に注意することが重要だ。



「血糖値の急激な上昇」が引き起こす症状
(1)糖尿病
糖尿病とは、血糖を一定範囲におさめるホルモン「インスリン」に応答する能力が弱くなり、臓器や筋肉での糖の消費量が減って血液中の糖(血糖)が増えてしまう病気。

余った糖は脂肪に変換されて蓄積し、肥満や高血圧、高脂血症を併発しやすくなる。

また、血管や神経がボロボロになり、動脈硬化が進行。認知症・脳梗塞・心筋梗塞・狭心症・がんなど命に関わる病気のリスクも高まる。初期の糖尿病では自覚症状が何もないため放置されがちで、どんどん病気が進行してしまう恐れがある。

■患者数が15年で1.44倍に急増!
厚生労働省が3年おきに実施している「患者調査」によると、糖尿病の患者数は最新の2017年に過去最多の約328.9万人となり、15年で1.44倍に急増している。



■隠れ糖尿病「血糖値スパイク」に要注意!
健康診断で血糖値が正常であっても、油断は禁物。食後に急激に血糖値が上昇し、また正常に戻る「血糖値スパイク」と呼ばれる糖尿病予備軍の症状の可能性もある。血糖値の急激な上昇はインスリンの過剰分泌をもたらし、血糖値が乱高下することで低血糖に陥り、過度な空腹感や集中力の低下など、肥満進行や糖尿病悪化の原因になる。

■患者の低年齢化が進行中!
糖尿病は中高年男性に多いイメージがあるが、女性や若者も注意が必要。妊娠中は胎盤から出るホルモンの影響でインスリンが働きにくくなり、血糖値が上がりやすくなっている。またライフスタイルの変化から近年は20~30代の患者が増え、低年齢化が進んでいる。

■秋から冬に症状が悪化しやすい!
「食欲の秋」と言われるように、秋になると夏の食欲不振も落ち着き、食べる量が増えがちになる。秋の果物である梨・柿・ぶどうには多くの糖分が含まれているので食べる量に注意が必要だ。また、寒くなってくると運動量減りやすく、秋から冬は糖尿病が悪化しやすい季節とも言える。

(2)脳梗塞・心筋梗
脳梗塞や心筋梗塞は、血の塊である「血栓」が血管を詰まらせることで血液が流れなくなり、その部分の細胞が死滅してしまう症状のことで、脳の血管が詰まった場合は「脳梗塞」、心臓の血管が詰まった場合は「心筋梗塞」。

血糖値が高い状態が続くと血管がボロボロになったり、動脈硬化が進行して血管が細くなることで血栓が詰まりやすくなる。糖尿病や高血圧など高血糖に由来する症状があると、脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクが高まる。

■自覚症状のないまま進行し、いきなり命を奪う!
脳梗塞や心筋梗塞は自覚症状のないまま、ある日いきなり発症し、そのまま亡くなってしまうケースも多い怖い病気だ。稀に自覚症状が事前に現れることがあり、手足のしびれ・手足に力が入らない・舌がもつれる・言葉が出てこないなどの症状があれば脳梗塞、労作時の胸痛があれば心筋梗塞の疑いがある。
年間で脳梗塞は6万4,523人、心筋梗塞は3万7,222人(ともに平成27年)が亡くなっている。

■秋から冬に心筋梗塞による死亡数が急増!
血管に関連する病気は、全般的に寒い時期に発症しやすい傾向がある。特に心筋梗塞はその傾向が顕著で、秋から冬にかけて急性心筋梗塞によって亡くなる方が急激に増加。これは、暖かい室内と寒い室外の温度差によって血管や心臓に負担がかかる「ヒートショック」が原因で、冬の寒い朝に多く発症する。



効果的に紅茶を摂取するには?
糖を分解する酵素「マルターゼ」と「スクラーゼ」を抑制するのに適した紅茶の抽出方法に関する実験が行われたところ、以下のような結果が出ている。



その他にも…
・ホットでもアイスでもOK
・「ウバ」や「ディンブラ」など紅茶ポリフェノールの含有量が多い茶葉だとより効果的



出典元:株式会社コミュニケーションデザイン

構成/こじへい

@DIME

最終更新:10/14(月) 11:50
@DIME

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