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神尾楓珠×池田エライザ「努力していない“天才”はいない」<「左ききのエレン」インタビュー>

10/14(月) 11:00配信

ザテレビジョン

MBSでは10月20日(日)深夜より、TBSでは10月22日(火)深夜よりスタートするMBS/TBSドラマイズム「左ききのエレン」(毎週火曜夜1:28-1:58ほか、TBSほか)。同作で主演を務める神尾楓珠と池田エライザにインタビュー行い、作品の見どころなどについて話を聞いた。

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原作は、2016年3月からかっぴーによってcakesにて連載がスタートし、cakesクリエイターコンテストで特選を受賞した同名漫画。

広告代理店に勤務するデザイナーで、自らの才能の限界に苦しみながらも、いつか“何者か”になることを夢見る朝倉光一(神尾)と、圧倒的な芸術的才能に恵まれながらも、天才ゆえの苦悩と孤独を抱える山岸エレン(池田)を軸に描くクリエーターたちの群像劇だ。

本作のキャッチコピーは「天才になれなかった全ての人へ」。凡才と天才、相対する2人の敗北や挫折を通して、その先に「本当の自分」を発見するまでをリアルに描く。

また、光一とエレンを取り巻くキャストとして、石崎ひゅーい、中村ゆりか、今泉佑唯、吉村界人、田中真琴、久保田紗友、八木アリサ、丸山智己も出演する。

――共演されてみていかがでしょうか?

池田:神尾くん自身、ひょうひょうとして見えるんですけど、お芝居見てて素直に受けてくれるなあという瞬間があるので、共演する身としてはありがたいなあと思う瞬間があります。

神尾:エレンとしてそこに立って、どしっと構えてくれているので僕も受け入れられているのかなと思います。

――池田さんと共演すると聞いたとき、緊張しましたか?

神尾:めっちゃ緊張しますよ(笑)。あと「嫌われそう」って思いました。

池田:でもよく言われるんですよ、そういうイメージがあるんですかね。神尾さんは全体的にうちのお兄ちゃんに顔が似てて、似過ぎてて話があまり入ってこない(笑)。お兄ちゃんとお芝居してるような変な感じしますね。年下って感じもあんまり無いので、普通に接してます。

――作品のテーマ「天才」と「凡人」このテーマについてどう思いますか?

神尾:人と比べることってみんなが抱えてる感覚なのかなと思います。僕は凡人側なんですけど。“天才”に対する憧れとか、そういう部分があるので、そういう意味では光一に投影しやすかったですね。

池田:“天才”を演じるっていうプレッシャーはもちろんあったんですが、理解してもらえない苦しみみたいなものはエレンに対して常々感じていて。「どうしてそういうふうに考えるの?」って言われても「最初からこう思ったから」って説明がつかなかったりとか、誰かに理解してもらえる幸せもあるじゃないですか。

だからこそ本当に自分のことを全部分かってくれる人がいないという孤独とか、“天才”だからこそコンディションが良くないと自分が納得できるものが作れなかったりという部分は、演じながらエレンの人間らしさや心を感じる部分はあります。

■ “天才”でも結局努力している

――お二人が“天才”に嫉妬したりとか、打ちのめされた経験はありましたか?

池田:役者さんで“天才”って言われてても、努力していない天才ってあまりいなくて。天才でも結局努力していらっしゃると思います。才能がある人は、お芝居に自分が没入していくまでのかかる時間とか、切り替えが早くて。

あんな撮影の直前まで雑談していて、気持ち途切れないのかなって思うんですけど、そういう方ってカチンコが鳴った瞬間に顔つきが変わる方ばかりだから「良いな…」って思います。

神尾:逆に、ずっと没入して撮影前も役に入り切っている人が天才だと思ってた。俺はカチンコがなってスイッチ入るタイプなんですよ。だから絶対こっち(池田)が天才だなと思います。

学生時代にサッカーやってた時は、才能に嫉妬していた時が結構ありましたね。練習しなくてもめちゃくちゃうまい人とかいて。僕は練習頑張ってた方だったのにその人たちに勝てないから「何で練習しないくせに試合出られてるんだよ」って裏で言ってましたね(笑)

――今回の役のお話がきたときの感想と、お互いの目から見て役に合っているなと思うところはありますか?

神尾:「週刊少年ジャンプ」作品の実写化を演じるのが夢だったので、夢がかなったなという感覚です。僕は世間的なイメージで言うと「頑張るぞ!」みたいなタイプに見られないので、「キャスティングしてもらえるんだ」ってびっくりしましたね。

あと、そんなに悩まないタイプなので、光一が悩みながらも腐らずに前に進もうとするのは格好良いなと思います。光一ってエネルギーがあるじゃないですか。こういう生き方って格好良いなと思います。

――池田さんのエレン役ということはどう思いますか? こういうところがぴったりとか

神尾:まとっている空気感や存在感が一致してるなと思います。光一もエレンを前にするとちょっと物おじするんですよ。実際に池田さんを前にしたら、やっぱり物おじしちゃいますもん。

――“天才”エレン役が来て、池田さんはどう思われましたか?

池田:かっぴーさんの漫画を「左ききのエレン」より前から読んでいました。「左ききのエレン」は「あ、左利きが一緒で名前も似てる…」て思って読み始めて、「演じたいな」って思っていたんですが、連載が始まったときは今よりもっと自信がなかったので、「この役をやれるか分からないけどやりたいな」と思っていました。

読み進めていくにつれてやりがいのある役だなと思っていたので、他の左利きの人がやったら本当に悔しいだろうなって思っていました。なのでうれしかったですね。

――神尾さんが光一役と聞いた時の印象はいかがでしたか?

神尾さんがどういう性格の方なのか知らなかったので、実際に会ってみないと分からないなという感じでしたが、実際にお芝居を見たら「ああ光一だ」と思って。

神尾さんの何を考えているか分からないっていうお顔立ちが光一としてみなぎっているのって、すごくすてきな掛け合わせだなって思いました。

いわゆる“熱血君”みたいな顔立ちの人が頑張るよりも、ああいう人もこういう人も奮闘しているかもしれないって思わせてくれたりする厚みが出るなと思いました。良い感じに情けないですよ(笑)。

■ 二人の天才的なところは?

――お二人それぞれご自身で、「こういう天才的なところあるよ」と自慢できるところありますか?

神尾:うそつくのうまいです(笑)。

池田:撮影現場でオーラが見えるって言い出して、みんな信じて「本当だ! この色のオーラ私っぽい」みたいになっちゃって(笑)。

神尾:笑顔で冗談で言ってるつもりなんですけど、顔に表情が出てないみたいで…真顔で冗談言ってるから信じられやすいんだと思います。

池田:でもうまくいったらニヤニヤしてるよね。ちょっと出ちゃってる(笑)。

私は、集中力高い方なのかも。楽器にしろ、水彩画にしろ、歌にしろ…集中したら丸一日かけてできちゃうから…。

音楽の面で才能があると言っていただけることもあるんですが、親がシンガーだったので教えてもらっていた期間も長くて。

一日8時間自分でレコーディングして聴き返して何回も録り直して…というのをずっとやっていて、それをやり続けたりするのは一つの才能なのかなと思います。

――神尾さんは、池田さんに“天才”な面を感じたことはありますか?

僕は冒険心がないので、いろいろなことに挑戦することがすごいなと思います。

――冒険心ないなと感じるところは具体的にどういうところですか?

神尾:いつも同じもの注文するとか。

池田:一緒だよ。

神尾:入ったことない店に入れないとか。

池田:一緒だよ。ちょっと人見知りですよね…?

神尾:俺しゃべれる人の幅が狭くて。

池田:内弁慶だからね(笑)。私もめちゃめちゃ内弁慶なんです。マネジャーさんと車で一緒になった瞬間にアホになるタイプなので、ちょっと似てますね。でも引きこもりではない?

神尾:引きこもり!

池田:じゃあ一緒だ(笑)。

――「左ききのエレン」がどのようなドラマになればいいなと思いますか?

池田:ドラマのキャッチコピーが「天才になれなかった全ての人へ」となってますが、自分は“天才”だって自負している方も、どんな方もまずは見ていただきたいなと思います。

あと、「左ききのエレン」に登場する一人一人が誰かに必ず寄り添っている存在になってくれていると思っていて。光一とエレンの周りの人たちの心情も丁寧に描かれているので注目していただければと思います。

神尾:普段人が心の中に抱えてるものとか目をそらしているところを突き付けてくるシーンもあるので、そういう場面を見て自分を見詰め直すきっかけになればいいかなと思います。(ザテレビジョン)

最終更新:10/17(木) 12:13
ザテレビジョン

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