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【ヒットの法則25】自然吸気の大排気量エンジン搭載、アウディRS4は時代の先を行っていた

10/15(火) 6:31配信

Webモーターマガジン

過給器に頼らず自然吸気のまま、4L V8エンジンを搭載

2005年3月に開催されたジュネーブオートサロンからもう1台、注目モデルを見ていこう。日本では直前の2月に発表されたばかりの新型アウディA4をベースにした「RS4」だ。Dセグメントに420psのV8エンジン搭載は大きなインパクトがあった。(以下の記事は、Motor Magazine 2005年5月号より)

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1980年、ジュネーブショーで初代アウディ・クワトロがベールを脱いでから25年。それを祝うアウディは、ブースに置かれたほとんどのモデルをシルバーメタリックのクワトロラインナップで固め、今回デビューを飾った新型RS4のみをミサノレッドエフェクトパールとして存在感を際立たせていた。

日本では、この2月15日にシングルフレームグリルを携えた新型A4が発売になったばかり。ハイパフォーマンスモデルのS4も同時展開となっているが、こちらもセダン/アバントの両ボディから選べる。しかし今回のジュネーブショーでデビューした新型RS4はセダンボディのみ。アバントのアナウンスは今のところない。

RS4は継続的に生産されるモデルではななく、これまでは期間や台数を限って供給されてきた。日本には2001年にアバント専用設計をうたった先代RS4が50台導入されたに過ぎない。新型もいずれは何らかのカタチで日本の土を踏むはずだが、その時期や台数についてはまだなにも決まっていないらしい。

しかしこの新型RS4、導入に際してはかなりの話題をさらいそうだ。なぜならスペックが超弩級なのである。搭載されるエンジンは4163ccの90度V型8気筒。このキャパシティそのものはS4と同じだが、S4が344psなのに対し、RS4はぴったりリッター100psをマークする420psなのである。これは同クラスのハイパフォーマンスモデルの中でも頭ひとつ飛び出した数値だ。

しかもターボなどの過給器に頼らず、自然吸気のままというのだから凄い。その秘密はガソリン直噴技術のFSIにあるが、同時に高回転化も大きく影響していると見て間違いない。この新しいV8は420psを7800rpmで発生するのだ。

43.8kgの最大トルクの発生域も5500rpmとかなり高いが、その実、最大トルクの90%を2000rpmちょっとから出すという柔軟性も併せ持つ。車両重量は1650kgでパワーウエイトレシオは3.9kg/ps。0→100km/h加速が4.8秒というモンスターセダンである。

RS4の強烈なインパクトは日本でのアウディ人気をさらに高めそうだ。(文:石川芳雄/Motor Magazine 2005年5月号より)

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最終更新:10/15(火) 6:31
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