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バレーボールにおけるポジションごとの特性と役割 ~その6 リリーフ編~

10/15(火) 18:23配信

バレーボールNEXt

バレーボールにおいて1セットの中で認められる選手交替は6回。交替してコートを出た選手が再びコートに戻る場合は、同じ選手としか交替できません。調子の悪い選手や試合中に怪我をしてしまった選手を交替させる場合もありますが、戦略的にある技術に長けた選手を、一時的にコートに送り込む場合もあります。連載企画の最後はリリーフ編です。

勝負どころで登場するサーバー&ブロッカー

リリーフというポジションがあるわけではありません。国際試合やV.LEAGUEなどのトップリーグの多くは14名の選手がベンチ入りしますが、試合に出ているのはリベロを含めて7名です。それ以外の選手はベンチに控えることになります。その中にも、突出した特性や技術を持つ選手がいます。それを戦略として使うために、ワンポイントで選手を起用することがあります。

わかりやすいのが「リリーフサーバー」です。今回のワールドカップでは、強烈なジャンプサーブが打てる柳田選手や、スピードのあるジャンプフローターサーブが持ち味の李選手がその役割を果たすことが多かったですね。起用される多くはセットの終盤で、「ここでブレイク(サーブ権を持つチームが得点すること)がほしい」という場面。サービスエースはもちろん、サーブレシーブを乱してトランジション(相手の攻撃を拾って、味方の攻撃につなぐこと)をしやすくするための起用なので、それが達成できるかどうかが選手の評価になります。
ブロッカーとして起用される場合は「ワンポイントブロッカー」と呼ばれます。これは日本のチームがよく使う戦術です。日本人のセッターは小柄な選手が多く、ブロックの際に上を抜かれてしまうケースが少なくありません。そこに長身でブロック力のある選手を起用し、キルブロック(得点をあげるブロック)、あるいはトータルディフェンスからのトランジションへとつなぐのが目的です。リリーフサーバーと同時に起用し「サーブで崩し、(相手の攻撃を)ブロックで仕留める」ことを目的とすることもあります。セッターにワンポイントブロッカーを使った場合、コート内にセッターがいなくなりますが、その時はあらかじめ決めておいた選手がセッター役をこなします。今年の日本代表チームの場合、石川選手が後衛の時は、彼がその役を務めています。パナソニックパンサーズではクビアク選手が務め、見事なBクイックを決めたこともありました。

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最終更新:10/15(火) 18:30
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