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【東京2020】マラソン日本記録保持者、大迫傑が負けたことから学ぶこと

10/15(火) 22:01配信

ウィメンズヘルス

先日のマラソンオリンピック選考会「MGC」。東京オリンピックのマラソン代表の最有力者として、その切符を勝ち取ることが必然とされた大迫傑選手が3位となり、彼は、最後の1枠をかけて、2020年の3月まで戦い続けることになった。MGCレースを振り返って得たものとは?

【東京2020】日本の「女子フルマラソン」歴代トップ10の選手たち

暑くなることは予想してたし、できる限りの対策をしていたので、準備は万全だった

「 レース序盤に、設楽選手が前に出た時も(前に出たのが違う選手であったとしても)、暑さもあったし、可能性としては後半ペースが落ちることが予測されたので、追いかけずにそのまま第二集団をキープしていくことに決めました。ただ、良くも悪くも、この日は僕を中心にこの集団が動いているように感じてました」

日本のフルマラソンの現記録保持者である大迫選手を中心に、レースが展開されることは当然のこと。ゆえに、彼の判断はこの第二集団全員の判断となった。集団内では、つねに周りから様子を伺われているように感じていたというし、そこに焦りを感じてしまったという大迫選手。

「いつもであれば、ひと呼吸、ふた呼吸おいて冷静に考えて走るのに、冷静さを失っている部分があった」

彼本来のスタイルは、集団の中でも後方について、集団の動きや、タイミングをじっくりと考察しながら走るタイプであるのに、この日の彼は、常に集団の2~3番目をキープしていた。「今まで、レースは”勝つこと”にこだわっていたので、MGCも2位以内に入ることがすべて、という意味では、僕にとっては普段のレースと特に大きな違いはなかったです。だけど、より周り(のランナー)がタイムではなく順位がすべてだったということで、プレッシャーはいつもより感じていました」

“判断ミス”ではなかったけど、小さな動きの積み重ねが、ボタンの掛け違いのようになった

「レース中、集団内で誰かが仕掛ける度に、すぐ反応して僕は追いかけてしまっていた。レース戦略としてはラスト600~800mでスパートをかけて、最後の最後で勝てばいいと思っていたけど、最後の2kmで、中村選手がスパートをかけた時についていけなかった。気づかないうちに、前半で足の力を使い切ってしまったんだと思うし、それが分かったのも結果論であって、前半の時点ではそこに気づかずに走っていた。そういう意味では、序盤から終始冷静に俯瞰しながら走り続けた選手が勝利を収めたんだと思う。
やっぱり、序盤から冷静に自分の体と対峙して走れていなかったというところでの今回の結果だったと思います」

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最終更新:10/15(火) 22:01
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