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齊藤工とシネマバード in 北海道。前編

10/15(火) 21:50配信

フィガロジャポン

2019年9月15日、齊藤工さんが北海道南部の町、むかわ町に降り立った。

俳優、映画監督、写真家……ひと言では言い表せないほど多彩な活躍をする齊藤さんが、ライフワークとして続けている活動、「シネマバード(cinema bird 移動映画館)」。その開催地がむかわ町だ。

開場時間が迫るホールで、キャスト・スタッフが準備中。舞台近くには、座布団の席が用意されていた。

会場は「むかわ温泉 四季の館」内のたんぽぽホール。昨年の北海道胆振東部地震の影響によりしばらく利用できなかったが、今年6月に再開。この日が復旧後初めての大規模なイベント開催だったという。

フィガロジャポンでの齊藤さんの連載「活動寫眞館」の担当、編集KIM&編集YUKIが、今回初めてシネマバードの会場を訪れた。ずっと注目してきた移動映画館という齊藤さんのチャレンジを体感できた感激、そして現地の空気を少しでもお伝えできたらと思う。

ウェルカムライブで来場者を歓迎。

シネマバードに参加するための条件は、北海道在住であること。入場無料で、のべ約800名の当選者たちが来場した。2部に分かれており、第1部は小・中学生以下の子どもたちとその保護者が対象だ。まもなく開場というタイミングで、齊藤さんとシンガーソングライターの古賀小由実さんが舞台に上がる。齊藤さんはアコースティックギター、古賀さんはキーボードを奏でながら、歌い始める。

ホールの外には長蛇の列ができていた。待ちかねた子どもたちが開場とともに元気に中へ入ってくると、ふたりの弾き語りの演奏が彼らを迎える。「to U」や「八月のテクニカラー」など、優しい旋律と歌声が会場を包み込むように響き渡っている。

「『シネマバーズ』は、毎回メンバーが変わるんです。みなさんをお迎えするBGMと思って、こちらのことを気にせずお席を確保してください」

齊藤さんが来場者に向かってそう呼びかける。メンバーが変わる、とは、毎回地元のアーティストにも参加してもらっているから。今回加わったのは、今回のMCも務めるUHB北海道文化放送のアナウンサー、千須和侑里子(ちすわゆりこ)さんだった。前日の打ち合わせで千須和さんがバイオリンを弾けることを知り、齊藤さんが急きょ彼女に依頼したのだという。

演奏すると決まってから1日も経っていないんです、と笑う千須和さんだが、まるでプロなみで、3人の息がぴったり合っていた。皆が着席した頃に、これはさまざまな人にとっての“故郷”で行われるイベントだから、と「カントリーロード」を演奏。俳優/シンガーソングライターの豪起さんが歌詞を付けた曲だという。

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最終更新:10/15(火) 21:50
フィガロジャポン

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