ここから本文です

パーク24「カーシェア予約困難」解消の秘策

10/15(火) 5:20配信

東洋経済オンライン

 カーシェア国内最大手のパーク24が、カーシェアとレンタカーを融合させた新サービス「タイムズカー」を10月から本格展開している。

この記事の写真を見る

 カーシェアは特定の自動車を会員同士で共有し、好きな時に借りることのできるサービスで、15分など短い利用に向いている。一方、レンタカーはカーシェアと比べて取り扱い車種が多く、乗り捨ても可能で長時間利用に向いている。

 車を借りるという点は同じだが、それぞれの長短所を軸にすみ分けられてきた。時間貸し駐車場の国内最大手であるパーク24は2009年に旧マツダレンタカーを買収して、カーシェアとレンタカー事業にそれぞれ参入した。

■料金体系を統一、取り扱い車両も充実

 通常のカーシェア同様、スマホのアプリなどで予約して駐車場から車を借り出すスタイルは変わらないが、タイムズカーでは15分から30日間の幅広い利用時間の設定が可能になった。タイムズカーの料金体系を制定し、カーシェアを統一した。

 最大の特徴は、カーシェア拠点の車両が予約・貸し出し済みだった場合でも、レンタカー拠点にある在庫車両を融通して予約に応じられるようになった点だ。そのため、カーシェアでは限定的だった取り扱い車種数も充実した。チャイルドシートやスタッドレスタイヤの装着などオプションサービスにも対応できるようになった。

 パーク24のカーシェア事業は、自社駐車場の空きスペースに車両を配備し、駐車コストの追加負担を抑えることで、同業他社と比べて高い収益性をあげてきたとされる。都市部の駅前や住宅地などを中心に拠点数を拡大し、2019年8月末現在で1万2423拠点、2万6250台分の車両が配備されている。

 パーク24では、これまでレンタカーとカーシェアを別々のサービスとして展開してきた。レンタカーは6時間~30日間の長時間利用ができ、個人利用では頻度の少ない顧客が中心で、夏や秋などのレジャー需要が大きい。車種数が豊富な一方で、店舗の営業時間内でしか利用できなかった。

1/3ページ

最終更新:10/15(火) 12:04
東洋経済オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事