ここから本文です

激務から帰ると、妻がキレている毎日…。心の病を引き起こす“妻リスク”

10/15(火) 8:55配信

週刊SPA!

 2019年8月、ネプチューン・名倉潤が手術の“侵襲”によるストレスが原因のうつ病を公表したことは記憶に新しい。このように、それまで何の前ぶれもなく元気だった人が、意外な理由やきっかけで“急に”うつ状態になってしまう例は多いという。そんな「突然うつ」とも言うべき現象はなぜ起きるのか? 実態に迫ってみた。

⇒【写真】ストレス障害の診断書

「もう帰ってきたの?」妻の一言がひきがねに…

●森義信さん(仮名・48歳・システム開発)
IT関連のシステム開発チームリーダーとして激務をこなしていたが、3年前にストレス障害を発症。妻とは家庭内別居状態だった。現在の息抜きは車での遠出

===

 仕事だけでなく家庭の問題も背負ったことで心が折れたと語るのが森さんだ。

「毎日2~3時間睡眠の激務でしたが、周りも同じだったので異常という意識はありませんでした」

妻が子供を怒鳴り、通報されたことも

 森さんが抱えていた家庭の問題は深刻だった。

「妻は理不尽なことで子供たちに怒鳴り散らしてネグレクトしていたんです。近所の人に妻の怒鳴り声を通報され、警察沙汰になったことも。私と顔を合わすことも嫌だったようで、夜遅くまで家に帰ってこない日も多かったです。それに加え、エステで200万円も借金していることが発覚したんです。家で安らげない苦痛は相当でした」

 3年前のある日、妻に「もう帰ってきたの?」と言われたのを境に、何のために仕事をしているのかわからなくなり、職場でミスを連発。病院に行くとストレス障害と診断を受け、翌日から強制的に自宅療養することになった。

「でも、無事職場復帰できるのか焦燥感に駆られ、療養中のはずなのに家でも仕事をしていました。妻はそんな私の姿を見るのも嫌だったらしく、小言がヒートアップしていったんです」

医師に愚痴を聞いてもらい、心が楽に。妻とは別居へ

 休養中は、医師に話を聞いてもらうことでだいぶ落ち着いてきた。「薬を飲むとやめられなくなりそう」という抵抗感から精神薬の処方は拒否して、通院で主治医との会話を続けたという。

「ある日、妻が家を出て行ったんです。子供も怯えることなく生活できるようになりました。今でも完全に回復したとは思っていませんが、心が折れそうになるとストップをかけて、コントロールできるようになった感じです」

産業医の大室正志氏の見解

仕事のストレスは可視化しやすいが、日常生活のストレス、特に森さんの場合、妻による子供たちへのネグレクトは上司や同僚では察知できない難しさがある。森さんは完治していないものの、心のコントロールはできるようになっている。本人も周囲も風邪のようなものと割り切って付き合っていくことが大事です。

<取材・文/週刊SPA!編集部>

―[[突然うつ]の恐怖]―

日刊SPA!

最終更新:10/15(火) 8:55
週刊SPA!

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事