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雅子さま守る女性皇宮護衛官 志願にあった美智子さまとの思い出

10/16(水) 16:01配信

女性自身

10月22日の即位パレードは国を挙げての大イベントになる。そんな華麗なパレードの場に限らず、ご公務で地方にいらしたときなどニュースに映る雅子さまや皇族方に寄り添う黒スーツに身を固めた女性たち。過酷な訓練に励む日々を過ごす彼女たちは皇宮警察の皇宮護衛官だ。なぜ、皇族警護の仕事を選んだのか? 女性皇宮護衛官の本音に迫ってみた――。

側衛官として日々、上皇上皇后両陛下をお守りしているのは皇宮護衛官歴12年の野間ゆかり皇宮警部補(34)だ。

背景にそびえる高層ビル群とは対照をなす緑の樹々に覆われた皇居東御苑エリア。一般の来園者は立入り禁止の区域となっている宮内庁の馬場で、指導員の合図に耳を傾けながら、サラブレッドの歩みに合わせ速足や旋回などの騎馬訓練に黙々と汗を流している集団。その中の紅一点が野間さんだ。

彼女は4年目にして花形の側衛官となった。いったん離れたものの、再び上皇上皇后両陛下の側衛として、最前線で任務をこなしている上皇護衛課の中堅護衛官だ。

「馬具をとりつける装勒に始まり、訓練後はシャンプー&水浴びをさせて、よく乾かした後には毛並みをピカピカになるまで整えます」

馬の世話も1人でする過酷な現場だが、皇宮警察騎馬隊を目指す皇宮護衛官しか、この訓練は受けられない。

「騎馬訓練の成果が発揮される場は、日本に着任した外国大使が信任状を天皇陛下に差し出す信任状捧呈式のときです。大使が乗った華やかな儀装馬車の前後を守っているのが選ばれた騎馬隊員たちなのです」(皇宮警察本部広報担当)

もともと皇宮護衛官の道へと進むきっかけとなった“素敵な思い出”が野間さんにはある。

「小学校3年生のとき、故郷の愛媛県に両陛下が『海づくり大会』ご臨席のためにいらっしゃいました。大会の書道展で県知事賞を受賞した私に上皇后陛下が『どの字を書いたの?』と、お声をかけてくださったのです。そのお優しい笑顔は、今でも鮮明に思い出すことができます」

地元の高校を卒業後、学習院大学に進み、就職を考えていたときに父から皇宮警察のことを詳しく聞いた。興味を持って調べてみると、頼もしい皇宮護衛官の姿に、あの日の美智子さまの笑顔が重なった。

「当時、皇宮警察にはスペシャリスト採用という制度があって、『テニスで全国大会出場』という経歴があてはまるかを問い合わせると『大丈夫です』と。皇宮護衛官になれたのも上皇后陛下とのご縁のおかげですかね」

そう言ってほほ笑むと、「実は、テニスのお相手をさせていただいたことも」と野間さん。上皇上皇后両陛下はご体調を崩されるまで、健康管理の1つとして、週末にテニスを楽しまれていた。

「側衛の一環としてのラリーのお相手でしたが、緊張してしまって。何度やらせていただいても、これだけは慣れないですね(笑)」

東日本大震災直後には、被災地にお見舞いをされた両陛下に付き従った経験も。

「国民の方々とのお触れ合いを邪魔しないように、臨機応変に近づいたり引いたりを心がけました」

そんな娘の活躍をニュース映像で見かけると、両親からは「大変だけど頑張って」というねぎらいの電話が必ずかかってくるという。

「非番の日に初めて見た騎馬隊の凛々しさにとりこになりました。これまで騎馬隊に選ばれた女性はお2人だけ。3人目を目指してはいますが、初心者なのでまだまだ学ぶことがたくさんありますね。皇族方のおそばにいる私たち皇宮護衛官の言動は皇室のイメージと直結します。服装はもちろん、姿勢や言葉遣いにも気をつけて、いざというときには“盾となる一歩”が出せるよう訓練しています」

『女性自身』皇室SPECIAL即位記念号「雅子さま 輝く笑顔が時代をひらく!」より

最終更新:10/16(水) 16:01
女性自身

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