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速水もこみち&水嶋ヒロの参入で脚光 「料理男子系YouTuber」はなぜ人気?

10/16(水) 7:32配信

リアルサウンド

 「料理系YouTuber」界隈がにわかに活気づいている。9月26日には、日本テレビ系朝の情報番組『ZIP!』の大人気コーナーだった「MOCO’Sキッチン」で料理タレントとして不動の地位を獲得した速水もこみちが、満を持してYouTubeチャンネル「M's TABLE by Mocomichi Hayami」を開設。MOCO’Sキッチン時代を彷彿とさせる“魅せる調理”の数々を展開し、ファンが沸いている。

 また10月7日には、水嶋ヒロが料理チャンネル「Hiro Mizushima」をオープン。「え、水嶋ヒロって料理得意だったの?」と思う方は多いことだろう。それがそこまで得意ではない。というわけで、本人は「初心者の僕だからこそ、一番基礎から積み上げていきたい」と意欲を見せ、実際に10月15日時点でアップされた2本の動画の中では「からあげ」「だし巻き卵」など初歩的な料理を手掛けている。

 その手際は、初心者を自認するだけあってややぎこちない。しかし、抜群のスタイルで高校時代は全国高校サッカー選手権に出場し、大学は慶應に進学した完璧超人が、鶏肉にうまく粉をまぶすことができず「あっ、ダメだったかも……」と悪戦苦闘している姿は、実に微笑ましい。

 もこみちと水嶋の料理チャンネルは、どちらも料理の見せ方がうまい。そして、2人ともキャラが立っている。これは、現在YouTube界隈で支持を集めている料理チャンネルにも当てはまる共通点である。

 例えば、料理の「見せ方」において、この分野の白眉ともいうべきチャンネルが「JunsKitchen」だ。このチャンネルの動画はとにかくオシャレ。シンプルかつ緻密に編集された料理映像がセンスの良いBGM、さらに、JunsKitchenの英語での解説によって楽しむことができ、視聴していると、まるで質の良い海外のドキュメンタリーを見ているような錯覚に陥る。英語解説のため海外のファンも多く、コメント欄には外国語のメッセージがズラリ。再生数が多い動画だと1000万再生を超える、料理系YouTube界隈きってのモンスターチャンネルだ。

 また、「キャラ立ち」している料理系YouTuberに目を向けると、トークの面白さが際立つのが「無駄なし!まかない道場」だ。「食材を無駄なく使う飲食店従業員によるチャンネル」と銘打たれたこちらのチャンネルでは、「シャケ白子ガーリック」「鳥もつチーズ」「XO醤チャーハン」といった居酒屋風メニューが多い。その調理の際のトークは軽妙洒脱の一言。テンポ良く、謎の擬音を織り交ぜながら展開されるその話術を2倍速で再生すると、ラップのようにさえ聞こえてくる。

 また、東京都調布市のお店「料理うまいBar COCOCORO」のチャンネルも、シェフの大西氏による軽快な北海道弁のトークで人気。どちらのチャンネルの動画も、紹介された料理を手軽にマネできるレシピ動画としての需要も高い。トーク×料理という意味では、インパルス・堤下敦が8月に開設した「堤下食堂」も、さらに人気を伸ばしていくだろう。

 さらに、明確なコンセプトを打ち立てることでキャラを立たせているのが、谷やんだ。彼は大食いメニューを自分で作り、自分で平らげる異端の料理系YouTuber。総重量数キロに及ぶ巨大料理を食しているのに苦悶の表情を浮かべずおいしそうに食べる姿が好感を持たれている。

 以上、紹介した料理系チャンネルはすべて男性によるもの。もちろん、チャンネル登録者数41.6万人のはるあん、34.8万人のみきママChannelをはじめ、女性料理系YouTuberも多数活躍しているものの、最近では上記で紹介したような料理男子系YouTuberの躍進も目立っているのだ(チャンネル登録者数は10月15日時点もの)。

 水嶋は動画のなかで「娘に『パパのからあげ美味しいね』と言ってもらいたい」と料理への熱意を語っていた。今は、共働き世帯の増加に伴い、男性もキッチンに立つのが当たり前の時代。水嶋と同じように料理がうまくなりたいと考える男性が増え、そのために、手軽にササっとつくれる料理をレクチャーしてくれて共感しやすかったり、思わず憧れてしまうような手さばきを見せる料理男子系YouTuberが視聴回数を伸ばしている、という側面もありそうだ。

 他方で、それぞれの料理だけではなく、やはりレパートリーや企画・編集、本人のキャラクターも合わせて評価され、抜きん出るのが難しいジャンルでもある「料理系YouTuber」の世界。素質充分な速水もこみち、水嶋ヒロのチャンネルがどこまで伸びるか、注目したいところだ。

こじへい

最終更新:10/16(水) 7:32
リアルサウンド

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