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これからの時代に求められるスキルは「やりたいことをやる力」

10/16(水) 8:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

本記事では、『正しく評価してくれないこの会社に限界を感じたとき読む本』(ぱる出版)より一部を抜粋し、サラリーマンが職場や転職市場で自分を上手くアピールし、評価を上げる方法をレクチャーします。今回は、サラリーマンが転職マーケット他で求められる人材になるためのスキル、心構え等について解説します。

リーマンショック級が来ても「リストラされない人材」

本連載ではこれまで、「自分の差別化」について説明しました。複数のスキルを身に付けることで100人に1人の存在となり、企業にとって魅力的な存在になるのです。ここでは、差別化した自分という商品のマーケットでの価値について考えていきます。

商品の価値は、需要(デマンド)と供給(サプライ)で決まります。市場に供給されている商品の量が欲しいと思っている消費者の需要よりも多ければ、価格が下がります。

その反面、消費者の需要に対して供給量が少なければ商品に希少価値が生まれることで価格は上がります。商品の価値は、マーケットの需要と供給のバランスによって日々変化しているのです。

これは、人材マーケットにおいても同様です。

英語や営業スキルなど、多くの企業に必要とされるスキルを持つ人材の需要は高い傾向にあります。しかし、スワヒリ語や専門的なプログラミング言語など用途が限られるスキルに関しては、一部で高いニーズがある一方で、マーケット全体としては高く求められているスキルではないため、需要はほとんどありません。

供給サイドでは、幼少の頃から英語教育を受けた人材が増えており、またIT企業の台頭により、ITリテラシーの高い人材も増えてきています。それに対して需要サイドではITマーケットやグローバルに活躍する企業も増えているため、相対的に英語やITリテラシーの優秀な人材はともに高い価値を維持しています。

具体的な例を見ながら、人材マーケットの需要と供給について考察してみます。

近年、システム導入、ビジネス再構築、企業統合などのためにコンサルタントを雇用するニーズが高まっています。それを裏づけるように、Big4(PwC・デロイト・EY・KPMG)と呼ばれる総合コンサルティングファームを始めとする大手コンサル各社は積極的に中途社員を採用しています。

結果として、コンサルタントとしての能力がある人材やポテンシャルのある人材に対するニーズが高まっています。好景気と不景気は循環するのが世の常です。そのため、不景気になると企業は投資を控えコンサルタントの起用を控えることになります。そうなった場合、逆にコンサルタントの供給過多になり、採用の抑制や整理解雇等が実施される可能性もゼロではありません。

リーマンショックを発端とする景気後退のあおりを受けて、各社が大量にリストラを実施したのを覚えている方も多いでしょう。大勢の求職者が人材マーケットに流れてきたため、企業としては多くの候補者から欲しい人材を選ぶことができました。マーケットでの価値の低い人材の多くは、結果として年収が大幅ダウンでの転職を余儀なくされたと聞きます。

人材マーケットだけでなく、経済や社会の流れを見極めつつ自分の価値を維持する能力を身に付けることが重要です。

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最終更新:10/16(水) 8:00
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