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ついに弾劾へ! ウクライナ疑惑で悲鳴をあげる「裸の王様」トランプ

10/16(水) 7:01配信

現代ビジネス

 ホワイトハウスに火の手が上がった。あのロシア疑惑に続き、外国政府を関与させて政敵への攻撃をもくろんだ、前代未聞の大スキャンダルが発覚したのだ。

【現場はパニック!】日本人は知らない、いま韓国でほんとうに起きていること…

 これまでトランプ大統領のさまざまな言動やツイートを分析してきたジャーナリスト・立岩陽一郎氏が、この衝撃的なウクライナ疑惑と、弾劾へと動き始めた“大統領の罪”の真相をレポート。余裕を失い、焦り、怯えるトランプ大統領の素顔が露になってきた――。

内部告発の衝撃

 「米国の王」のこんなに慌てた姿は見たことがない。

 一大スキャンダルとされる「ロシア疑惑」から逃れられるか、ずっと野党・民主党や捜査当局とギリギリの攻防を続けてきたトランプ大統領が最近、まったく違う方向から強烈なパンチを浴びた。今や彼は足元をふらつかせ、パニックに陥っている。

 きっかけは内部告発だった。

 その内容は、今年7月25日、トランプがウクライナのゼレンスキー大統領と電話で会談した際に、2020年の米大統領選挙への介入を求めたというものだった。外国の政治リーダーに自国の選挙への関与を頼むとは、前代未聞の信じがたい話である。

 具体的には、トランプは、大統領選で民主党候補(つまり自分の政敵)になる可能性が高いジョー・バイデン元副大統領とその息子に関する情報を提供してほしいと頼んだ。そして、このウクライナ大統領への依頼工作をホワイトハウスは隠蔽しようとした──という。

 この告発(正確には公益通報)が匿名でなされたのは(2019年)8月のこと。一部では、告発者(公益通報者)はCIA関係者だと報じられている。

 9月下旬、内部告発が民主党やメディアによって明らかにされ、全米に衝撃が走ると、トランプ大統領の対応は素早かった。民主党が「この問題を受けて、大統領弾劾の手続きに入ることを本格的に検討する」と発表すると、トランプはすぐに、ゼレンスキー大統領との電話会談の記録を公開したのである。

 先のロシア疑惑についてなかなか事実関係を公にしなかったのとは対照的で、かなり焦って慌てているがゆえの反応のように思われた。トランプにとってきわめて危険な案件だけに、先に内容を公開して、後で世論から受けるダメージを少しでも小さくしたかったのかもしれない。

 あるいは、この記録を読んだ人には自分の言動に問題がないことがわかってもらえるはずだ、という大きな勘違いをしていた可能性も否定できない。

 ちなみにバイデンの息子はウクライナの天然ガス会社の取締役を務めていたが、今年になって辞任している。

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最終更新:10/16(水) 7:01
現代ビジネス

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