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メルセデスの強さをリアルに感じたF1日本GP

10/16(水) 11:45配信

週プレNEWS

■ハミルトンの"ワガママ"を許さなかったメルセデス






フェラーリは予選では一発のタイムを出し、フロントローを独占するものの、決勝ではタイヤの摩耗に苦労し、ペースを上げることができなかった。一方のメルセデスは決勝にマシンをしっかり合わせ、優勝したボッタスが「マシンは本当に良かった」と笑顔で語るように、終始安定したペースで周回を重ね、レースを完全に支配する。王者メルセデスが底力を見せつけた格好だ。

もうひとつ、メルセデスのチームとしての強さの一端を感じたシーンがあった。ハミルトンは3位を走行していたレース中盤、逆転勝利を狙って多少のリスク覚悟で「戦略を1ストップから2ストップに変更したい」とチームに無線を通して何度か訴えてきたが、メルセデスは彼の"ワガママ"を決して許さなかった。

前述したようにタイヤの摩耗状況が読みづらい中で、メルセデスはたとえエースのハミルトンの要求であったとしても無駄なリスクを背負うことはよしとせず、チームの指示に従わせた。最終的にハミルトンは3位のままでフィニッシュし、レース後も不満そうな表情を浮かべていたが、メルセデスのダブルタイトル獲得というリザルトを見れば、その選択が正しかったともいえる。

■ホンダの前に立ちはだかるハードルはまだまだ高い






注目のホンダ勢は、レッドブルのアレックス・アルボンの4位が最高位。昨年までスーパーフォーミュラに参戦していたトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーも健闘し、8位入賞を果たしている。フェルスタッペンはスタート直後の接触によるマシンのダメージが大きく、結局15周目にリタイアしている。

ホンダの母国グランプリ制覇は2020年以降に持ち越しとなったが、今回の日本GPで王者メルセデスのスキのない戦いを目の当たりにして、レッドブル・ホンダの前に立ちはだかるハードルはまだまだ高いと思わざるを得なかった。

ホンダF1を率いる田辺豊治テクニカルディレクターは、シーズン後半を前にした8月のインタビューで「メルセデスには現状でマシン、パワーユニット(PU)、ドライバー、チーム戦略、マネージメント、あらゆる面で負けています」と語っていたが、その言葉をリアルに感じた日本GPだった。

text by Tsuyoshi Kawarada Photographs by Masanobu Ikenohira , Ryo Higuchi


取材・文/川原田 剛 撮影/池之平昌信、樋口 涼

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最終更新:10/16(水) 12:03
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