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「簡単に金になる」:YouTubeクリエイターが模索する、Facebook進出

10/17(木) 12:01配信

DIGIDAY[日本版]

YouTubeは、認証プログラムを変更して一部クリエイターの認証を取り消すとした9月19日の発表について、方針を大きく転換した。しかし、この発表は、Google傘下のYouTubeに代わる、ビジネスとして成り立つオーディエンス数や収益性を備えた動画プラットフォームがまだ現れていないことを、クリエイターたちにあらためて思い出させた。一方で、YouTubeに対抗するプラットフォームの育成を期待し、YouTube向けに制作した動画をほかのプラットフォームに安価に同時配信することが模索されている。

デジタル動画パブリッシャーのジェリースマック(Jellysmack)は、YouTube向け動画をFacebookやSnapchat(スナップチャット)向けに編集して両プラットフォームを受動的収益源のようなものにする取り組みを、YouTubeのクリエイターたちとはじめている。ジェリースマックは2~3年ほど、Facebookページに投稿した動画を最適化する独自ツールの開発に取り組んでいた。アナリティクス企業のチューブラー・ラボ(Tubular Labs)のデータによると、ジェリースマックが運営するビューティー・スタジオ(Beauty Studio)は2019年8月、Facebookで2億6900万ビューを獲得している。そして2019年第1四半期、ジェリースマックは開発したツールをYouTubeスターたちに提供するプログラムを開始した。事業の多角化のためFacebook進出には関心があるが、YouTubeチャンネルの管理も必要なのでなかなか時間がとれないというユーチューバーが対象だ(8月にはミックス先にSnapchatを追加した)。ジェリースマックはまた、動画をFacebookページ向けに編集するのを支援するほかに、Facebookで動画を広告として宣伝するのに資金を投資して、クリエイターのFacebookにおけるオーディエンス獲得にも協力している。

ジェリースマックのCEOのマイケル・フィリップ氏によると、いまはクリエイターの動画についてFacebookが販売する広告の収益をジェリースマックとクリエイターとで分け合っており、Facebook上の動画についてジェリースマックが直に広告を販売することはできない。フィリップ氏は、収益を具体的にどう分けているのかは明かさなかったが、「Facebookで月に何十万ドル」と稼ぐ参加クリエイターも出てきていると教えてくれた。クリエイターたちの動画を最適化ツールで処理していくと、ジェリースマックがFacebookページに投稿しないようなコンテンツについても、ツールが対応できるようになっていく。いずれジェリースマックのオリジナル番組でスターになるようなクリエイターたちとの関係構築につながることをフィリップ氏は期待している。

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最終更新:10/17(木) 12:01
DIGIDAY[日本版]

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