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英・テレグラフのサブスク拡大戦略は、インスタ&スナチャで : 特に若年層の攻略で奏功

10/17(木) 17:01配信

DIGIDAY[日本版]

テレグラフ(The Telegraph)は新しいオーディエンス、特に若い世代のオーディエンスを探し出し、彼らのコンテンツに馴染んでもらい、最終的には有料サブスクリプション利用者になってほしいと考えている。そんななか、インスタグラム(Instagram)やSnapchat(スナップチャット)といったソーシャルプラットフォームは便利なツールとなっているようだ。

インスタグラムとSnapchatにおけるユーザーの動きをテレグラフはより詳しくモニタリングしはじめた。これはどのようなコンテンツが、読者がサブスクリプション登録することにつながるのかを見極めるためだ。特に滞在時間とリテンションといったメトリックスに注目しているようだ。

「多くの要素が存在している。ユーザーがどのような動きを見せているのか、深く分析することが我々にとっての次のステップであることは明らかだ」と、テレグラフのソーシャル部門責任者であるベス・アシュトン氏は言う。「ペイウォールがどうなるかは、まだかなり不明瞭だ。エンゲージメントを起こし、我々のコンテンツをユーザーに紹介することが重要だ。我々のコンテンツはユーザーたちが考えているものと違っているかもしれない」。

投稿と有料サブスクリプション登録のつながりをハッキリとテレグラフが見つけられたプラットフォームはインスタグラムのみとなっている。アカウントのプロフィール欄に埋め込む記事リンク経由でのトラフィック流入だ。テレグラフのインスタグラムアカウントでは、40万5000人のフォロワーが存在しており、そのうち53%が34歳以下となっている。テレグラフによると、インスタグラムを通じて登録ユーザーや有料サブスクリプション会員になったユーザーがいるとのことだが、厳密なコンバージョン率は明かさなかった。

インスタでは文脈を工夫

テレグラフのソーシャルメディア部門は6人編成となっている。これに加えて、Snapchatディスカバー(Snapchat Discover)専門のスタッフが5人存在している。ソーシャルベイカーズ(SocialBakers)によると、彼らのインスタグラムのフォロワー数は2018年9月から2倍に伸びている。これはテレグラフのカラーパレットとタイポグラフィをインスタグラムでの投稿にも適用する工夫をはじめたこと、そしてコンテンツの範囲にライフスタイルやカルチャーといったトピックも加えたことが一因となっている。

またストーリーズ(Stories)の内容が若いオーディエンスにも理解しやすいように、文脈を提供する工夫をしてきている。たとえば、自分がヨークシャー・リッパー殺人犯であると警察を騙そうとしたジョン・ハンブルの死を伝える記事に関して、インスタグラムの投稿に彼の電話の録音内容をフィーチャーした。

「通常はこのような死亡記事の作り方をしないが、この特定のオーディエンスに対しては、ストーリーに文脈を加えることが重要だった」と、アシュトン氏は言う。「このコンテンツはストーリーからだ。必ずしもこの順番である必要はないが、いまや有名な彼の電話内容、そしてなぜそれが重要であったかを説明している」。

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最終更新:10/17(木) 17:01
DIGIDAY[日本版]

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