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夏帆さんが「本質的な私を撮ってもらった」と語る、映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』

10/17(木) 7:10配信

家庭画報.com

自分をさらけ出せるような役に出会えたらいいなと思っていた

CM界において第一線で活躍する箱田優子さんの初映画監督作にして、第22回上海国際映画祭アジア新人部門最優秀監督賞および優秀作品賞、第19回「ニッポン・コネクション」ニッポン・ヴィジョンズ審査員スペシャル・メンションを受賞。さらに、第43回香港国際映画祭ヤング・シネマ・コンペティション部門や第21回台北映画祭国際ニュータレントコンペティション部門、第13回JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!~に正式出品されるなど、海外でも注目を集める映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』。

・【インタビュー連載】「今、この人に会いたい!」夏帆さん※秘蔵フォトギャラリーあり

自称売れっ子のCMディレクターで、日々仕事に明け暮れながらも、理解ある優しい夫もいる砂田。一見、充実した生活を送っているようで、実は心は完全に荒みきっていて。そんな砂田が困ったとき、必ずそばにいてくれた清浦。ある日、2人は砂田の病気の祖母を見舞うため、砂田が大嫌いな故郷に向かい……。

箱田監督が自身を投影したというキャラクターの砂田を演じたのは、「今、自分が一番やりたかった役とやっと巡り合えたと心から思いました」という夏帆さん。それほど砂田役に魅力を感じたのは、「自分をすべてさらけ出せるような、そんな役に出会えたらいいなと思っていて。この役だったら、それができるんじゃないかな」と思ったから。それは、砂田に共感できたからだといいます。

観客みんなが、「これは私の物語なのかも」と思える作品

「砂田の抱えているものとかこの映画で描かれている感情とか、そういうものにすごく共感できて。うまく説明できないけどなんだか寂しいって気持ちだったり、時が過ぎていくことへの焦燥感だったり。そういうものって誰しもが抱えていると思うんですよね。監督の実体験が脚本にとても反映されているのですが、それを読んだときに、これは私の物語でもあると感じましたし、私だけではなく、きっと観てくださる皆さんにもそんなふうに受け取ってもらえるのではないかと思います」

今年6月に28歳になり、「20代後半って、すごく揺らぐ時期じゃないですか。いろいろなことに悩むし、葛藤する時期」と夏帆さん。夏帆さん自身の揺らぎも「画に出たらいいなと思って、監督は演出されていた部分があったんじゃないかなと思います」。

「カメラの前に立っているのは砂田という役を演じている私で、決して素の私ではないんですけど、監督は芝居からはみ出した演者の人間性みたいなものを撮りたかったのだと思います。今回の役は新境地だと言っていただくこともあるのですが、新たな一面とかではなく、より本質的な私を撮っていただいたという感覚です」

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最終更新:10/17(木) 7:10
家庭画報.com

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