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ついに暴力団「最終局面」へ…山口組・髙山若頭の出所と厳しい現実

10/17(木) 7:01配信

現代ビジネス

正統派のヤクザ

 京都の建設会社オーナーを恐喝したとして6年の実刑判決を受け、服役していた髙山清司・六代目山口組若頭が、18日午前6時、府中刑務所を出所する。

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 その直前、髙山若頭の出身母体である名古屋の弘道会に所属する丸山俊夫容疑者が、対立する神戸山口組系山健組の本部前で2人の組員を射殺。両山口組には緊張が走っており、他の刑務所への移送、時間の変更などは考えられるが、出所に変わりはない。

 髙山若頭は、筋を通す正統派のヤクザである。筋とは、「親子」「兄弟」の盃の重さを大事にすることであり、組の「代紋」のためには体を投げ出す覚悟であり、襲撃されたら「返し(反撃)」を行なう強さであり、「絶縁」した者が稼業を続けていれば、許さず潰してしまう非情さである。

 髙山若頭が恐喝事件で逮捕されるのは10年11月だが、その後、山口組は司忍六代目のもとを井上邦雄・山健組組長が去って神戸山口組を設立。その井上組長の側近だった織田絆誠・神戸山口組若頭代行が、組を割って任侠山口組を立ち上げた。

 六代目山口組二次団体の幹部はいう。

 「カシラ(若頭)の情報収集力とそれを生かした危機管理能力はたいしたもの。三分裂はカシラ不在ゆえに起きたこと。出てきたら、時期を見て綱紀を粛正、組織を立て直し、分裂の解消に乗り出すだろう」

 その変化を見越した動きが始まっている。

警察当局は本気だ

 4月に、神戸山口組の中核組織・山健組の與則和若頭が路上で刺された。4ヵ月後、神戸市内の弘道会拠点が銃撃され組員が重傷を負ったのは、その報復と見られる。

 以降も襲撃事件や発砲事件は絶えず、多くは、髙山若頭保釈を前にケジメをつけようとする六代目山口組と、それに反発する神戸山口組や任侠山口組との抗争で、その最たるものが10月11日の丸山事件だった。

 山健組の定例会で兵庫県警の捜査員が、雑誌の取材記者を装った丸山容疑者を職務質問中、近寄ってきた山健組組員に発砲。メンツを潰された警察当局は、兵庫県警、愛知県警、大阪府警などが、相次いで組事務所などの使用制限に踏み切った。

 それは山口組総本部、神戸山口組本拠、山健組や弘道会の施設など20ヵ所以上に及ぶもので、組員などは立ち入れない。従って、18日、出所したとしても髙山若頭は挨拶に行く場所がない。

 しかも、今回は27日までの「使用制限仮命令」だが、以降、「本命令」となって3ヵ月間の使用制限となるだけでなく、六代目山口組と神戸山口組が、「特定抗争指定暴力団」に指定される可能性がある。

 これは改正暴対法によって14年に施行された措置で、指定されると傘下の暴力団構成員は、5名以上の多数で集まったり、組事務所への立ち入りが禁止され、組織として機能しなくなる。

 警察当局の本気度を示すものだ。出所後、早いうちに司忍六代目が総長となり、髙山若頭が七代目を継承するという説があるが、それを嫌う当局は、「指定を続けることで組織を弱体化させ、司と髙山を追い込んで引退させるか、最悪でも三派を和解させ、抗争状態を終わらせたい」(暴力団担当捜査員)という狙いを持つ。

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最終更新:10/17(木) 12:40
現代ビジネス

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