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【ラグビーW杯】快進撃の日本、英記者が注目した日本人のメンタリティ 「しかし努力だけでは…」

10/17(木) 16:08配信

THE ANSWER

日本人の「ドリョク」という文化に英記者が迫る

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は19日から準々決勝が行われ、日本は20日に南アフリカと激突する。快進撃を続ける日本の戦いぶりは各国から称賛を集めているが、英紙のコラムニストは、日本に伝わる“努力”という文化に脚光を浴びせつつ、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)のもつ、理論との融合にも注目を寄せている。

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 日本の破竹の4連勝は、ラグビー発祥の地の記者の心をも揺さぶった。

 英紙「ガーディアン」の記者、アンディ・ブル氏は、「日本では、それをドリョクと呼ぶ、しかし努力だけでは南アフリカは倒せない」と題してコラムを執筆している。

 同氏はまず、日本のスポーツ界に伝統的に伝わる「努力」という文化について、甲子園での伝説的な選手として「サダハル・オー」の名前を出しながら、「ドリョク」とローマ字を交えて紹介。日本の子どもたちは毎日数時間、週に6日トレーニングするという、勤勉さを驚きをもって読者に伝えている。

 そうした文化に来日したメジャーリーガーが驚いたことや、ドン・ブラッシンゲーム(日本での登録名ブレイザー=元南海など)が監督時代に、練習のし過ぎがシーズン終盤の失速の原因であると話していたこと、などのエピソードを交えながら、いかに日本特有の文化であるかを説明している。

「しかし、彼らもまた、学んでいる。努力では十分ではないのだと」

 そうしたことに触れた上で、スコットランド戦の勝利に努力の跡が出たと断じている。

「日本のチームは伝統的な日本の方法と、ジョーンズや後継者であるジェイミー・ジョセフがオーストラリアとニュージーランドで学んだことを組み合わせた。ドリョクは見て取れる。彼らの運動レベルや凄まじいプレースピードから分かるだろう」

 エディ・ジョーンズ前HC(現イングランドHC)、ジョセフHCと代々受け継がれてきた南半球のラグビー文化を融合させ、さらにブラッシュアップしてきたとつづり、さらにこう続けている。

「しかし、彼らの試合はハードワーク以上のものになっている。強い感情で、日本のチームはこのワールドカップを乗り越えている。6000万人以上の人々がスコットランド撃破を見た。彼らはドリョクを称賛したはずだ。しかし、彼らもまた、学んでいる。努力では十分ではないのだと」

 日本人の元来の性質である「勤勉さ」に加え、海外出身のHCが注入した理論が合わさって、この強い日本が出来上がったと称賛している。

 海外の識者も熱い視線を送る日本の快進撃。その裏側にある、日本人特有のメンタリティや、歴史なども強い興味の対象となっている。

THE ANSWER編集部

最終更新:10/17(木) 20:03
THE ANSWER

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