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「ウチの球団(地域)に来て欲しい!」指名を巡り本家に負けない盛り上がりの『南九州移住ドラフト会議』とは?

10/17(木) 6:30配信

週プレNEWS

17日、2019年プロ野球ドラフト会議が行なわれるが、それに先立ち、6日に鹿児島市で開催されていたのが「南九州移住ドラフト会議」だ。誰でも参加でき、指名を受けられるというが、いったいどんなイベントなのか。

【写真】移住ドラフト会議の様子

「『南九州移住ドラフト会議』は業界最大の"コント"です! 大人が一丸となってふざけ倒すイベントなんです!」

そう力強く話すのは同事務局のコミッショナー・田鹿倫基(たじか・ともき)氏。余計何なのかわからないが詳しく聞いてみると、移住する側と移住を受け入れる側のマッチングイベントに近いようだ。

■移住イベントなのに移住は望んでいない?
「移住者を受け入れたい地域を『球団』に、移住希望者を『選手』に見立て、プロ野球のドラフト会議と同じように球団が選手を指名するイベントです。もちろんプロ野球と同じように、あくまでも独占交渉権を得られるだけで移住する必要はありません(笑)」

同イベントは2016年に始まり、今回で4回目。去年までは鹿児島、宮崎の地域が参加していたが、今年から熊本の4チームが参戦。日向市(宮崎)や宇城市(熊本)など人口5万人前後の市から、五木村(熊本)や三島村(鹿児島)といった人口1000人、もしくはそれ以下の村など12地域が参加した。

2014年には国が「地方創生」を訴え、急速な人口減少で破綻する可能性の高い「消滅可能性都市」も発表された。特に人口の半数以上が高齢者となっている「限界集落」では、移住促進を緊急課題としてあげていることも多い。



しかし、このイベントの前提にあるのは「移住しなくていい」という点だ。同事務局の永山由高(よしたか)氏はこう明かす。

「行政へのアンチテーゼとして行なっているイベント。行政はひとりの人間、ひとりの人生に目を向けず、人口という数字でしか見ていないことが多い。地域おこし協力隊も人材を活かそうとしていないケースも少なくない。このイベントを通じて、地域と移住希望者が交流して何ができるか。本当に移住という形が正解なのか見極めてもらいたい。移住でなくとも、繋がりを持つだけでもその地域に貢献できることもある」

もちろん参加する地域も同じ思いだ。むしろ地域によっては、移住よりも二拠点居住を望むケースも少なくない。そして移住する側の人間も移住に対する思いはさまざまで、これまで120人の参加者がいたが、実際に移住したのは24組。移住はせず、このイベントをきっかけに地域と仕事だけしている人もいる。

あくまで「南九州移住ドラフト会議」は交流のきっかけであり、"ドラフト会議"というコントを成立させるためのものなのだ。

■本家さながらの緊迫感と喜び?
では、そのコントは一体どんな様子なのか。

その前に当日までの流れを説明すると、まず6月から選手(移住希望者)の受付が始まる。そして9月に行なわれる「移住キャンプ」までは特にすることはない。その間は球団(地域)が動画などで地元をPR。そして2日間の「移住キャンプ」で初顔合わせ。初日は田舎に住めための体力測定という体(てい)のレクレーションが行なわれ、2日目は移住者からの体験談やグループワークで、地域や田舎暮らしの情報を得られる。

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最終更新:11/18(月) 12:19
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