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米・マーケターたちは、 CCPA の全貌がまだ見えていない:「成り行きを見守っているところだ」

10/18(金) 12:01配信

DIGIDAY[日本版]

カリフォルニア州消費者プライバシー法(California Consumer Privacy Act:以下、CCPA)が2020年1月に施行される。しかし、全米広告主協会(ANA)の年次会合「マスターズ・オブ・マーケティング(Masters of Marketing)」に参加するため、フロリダ州オーランドに集まったマーケターたちは、まだ準備が整っておらず、その規制の影響も不確かだと感じているようだ。

一部のマーケターは、CCPAが本格始動するまで、これまで以上に注意するしかないと考えているようだ。世界規模の市場を持つ匿名希望のマーケターは、カリフォルニア州の消費者をターゲットにしていないことを理由に挙げる。「全貌がわかるまで、リスクと見なす理由があるだろうか?」。

CCPAの事実上の執行時期は2020年7月となっている。あらゆる種類のデジタルデータを収集する。すべての企業が対象だ。小売企業はもちろん、顧客データを保存、使用するすべての企業が対象となる。

「いまのところ先行き不透明」

マスターズ・オブ・マーケティングはおそらく、米国最大のブランドマーケターの会合だが、CCPAがステージ上の主な議題になることはなかった。Googleのグローバルクライアント、エージェンシーソリューション担当プレジデント、カーク・ペリー氏が10月3日のランチタイムプレゼンテーションで、消費者と規制当局がプライバシーを重視しているため、広告をさらにパーソナライズしたいマーケターは困難に直面していると指摘しただけだ。酒の席やディナーのテーブルがCCPAの話題で持ちきりになることもなかったが、マーケターのあいだからは、広告への影響を心配する声が上がっていた。

ブースでブランドにデータを売り込んでいたあるベンダーによると、マーケターはCCPAについて質問してきたが、それ以上に、データの出どころやコンプライアンスに関心を持っていたと振り返っている。会合における迫り来る規制を巡る会話の方向性は、データとデータプライバシーに広い視野を持つことだったようだ。

消費財(CPG)大手で働く匿名希望のマーケターは「自分は専門家だと感じている者は誰一人いない」と話す。「我々の会社でも、ITチームが対策を練っているが、まだ指針すら存在しない。いまのところ先行き不透明で、成り行きを見守っているところだ」。

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最終更新:10/18(金) 12:01
DIGIDAY[日本版]

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