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阿部寛、オダジョーの復活ドラマの強みは“変わり者主人公”

10/18(金) 16:00配信

NEWS ポストセブン

10月の新ドラマがスタートしたが、話題を集めているのが復活した2作、『まだ結婚できない男』(フジテレビ系)、『時効警察はじめました』(テレビ朝日系)だ。このドラマの魅力は、主人公にあるというのはコラムニストのペリー荻野さんだ。ペリーさんが解説する。

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 変わり者強し。阿部寛の『まだ結婚できない男』とオダギリジョーの『時効警察はじめました』を見て、そう思っている方も多いと思う。

『まだ結婚できない男』は、前作「結婚できない男」の13年ぶりの続編、『時効警察はじめました』も12年ぶりの復活である。どちらの作品にも共通しているのは、主人公がかなりの変わり者であること。

『まだ結婚~』の主人公・桑野(阿部)は、名のある建築家で、長身のイケメン。一見、モテそうだが、口は悪いし、態度も悪い。40歳だった前シリーズでは、困ったことがあると「ちょっと立ちくらみが…」などと顔なじみになった女性医師(夏川結衣)のところにやってくる。そのくせ素直にアドバイスを聞くのかと思えば「へっ」と口をゆがめて、嫌な顔をし始め、「また説教か」「あなたが(血圧を)上げてるんだ」などと言い出す始末。

 自分のオーディオルームで指揮棒を振りながら、クラシックを聴くのが大好きな桑野は、ひとり焼き肉、ひとり花火鑑賞など独身生活を満喫していた。53歳となった新シリーズでも、性格や趣味はそのまま。今度は女性弁護士吉山(吉田羊)やカフェの店長・岡野(稲森いずみ)と関るものの、「へっ」は相変わらずだ。

 一方、『時効警察』の霧山(オダギリ)も、アメリカから総武署の時効管理課に戻り、前作同様「趣味で時効になった事件の真相を探る」活動を再開。趣味につきあう三日(麻生久美子)も離婚を経て、再び、霧山の存在を露骨に気にしている。新作ではさっそく新興宗教教祖(小雪)が関係した、同時に起きたふたつの密室不審死事件が浮上するも、トレンチコートを着た刑事集団が「ハンニンタイホー、オー!」と声を出しながらランニングしたり、脱力系ギャグ連発でなかなか推理が進まない。これもこのドラマの名物なのだ。

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最終更新:10/18(金) 19:35
NEWS ポストセブン

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