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【ヒットの法則27】2005年、わずか4年で一新されたA4(3代目)にはアウディの自信が漲っていた

10/18(金) 6:31配信

Webモーターマガジン

ビッグマイナーではなくフルモデルチェンジ

2005年に登場した3代目アウディA4(アウディ80時代から数えると7代目)は、先代デビューから4年しか経っていなかったこともありマイナーチェンジかと思われたが、実際にはルーフ以外のボディパネルをすべて一新したフルモデルチェンジだった。折しもBMW3シリーズが新世代となる5代目E90に移行しようとしていた時であり、アウディがライバル心剥き出しで開発してきたことがわかる。アウディA4(B7型)はどう進化していたのだろうか。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2005年5月号より)

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「B7」というのが新しくなったアウディA4の社内呼称である。Bは、フォルクスワーゲン・グループ内でのセグメントを示し、7は7世代目を意味する。つまり先代はB6と呼ばれていたわけだが、実はそのB6とは、2001年にデビューして、つい先日まで販売されていたあのモデルのことを指す。そう、いわゆるビッグマイナーチェンジだとばかり思っていた新型A4、アウディの中ではフルモデルチェンジであるという認識なのだ。

思えば先々代、いわゆるB5型のA4も、モデルライフ後期に大規模な改良を実施している。しかし、その時の呼称はB5のままで変わらなかった。それが今度は、完全に新しい世代に入ったというのがアウディの認識なのである。それだけでも、新型A4へのメーカーの力の入れようがわかるというものだろう。敢えて一般的ではない社内呼称の話から始めたのは、まさにそのことが言いたかったからである。

それほどまでに気合いの入った新型A4、では一体どこがどう変わったのか。まず明らかなのは、例のシングルフレームグリルをフューチャーしたフロントマスクだ。その大きなグリルは、中央部分が逞しく盛り上がったボンネットフードと合わせて、端正だった先代とは一転、実に力強い表情を作り出している。そんな印象には新形状のヘッドランプの効果も小さくなさそうだ。

つい、この顔にばかり目が行ってしまうが、実は新型A4のボディは、ルーフ以外のすべてのパネルが新しくなっているという。つまりフェンダーもドアもボンネットも、すべて新規で起こされているのだ。確かにボディサイドを走るキャラクターラインは、従来より折り目が強く深くエッジが立っている。また個人的には、従来はTTの流れを汲んで明確に浮かび上がっていたフェンダーアーチが、よりボディに溶け込んだかたちとされたのも興味をひいた。もろにその影響を受けた、コピー紛いの商品が氾濫する今、アウディ自身はそれが陳腐化する前に、次の段階へと進んだというわけである。

これらの変更によって、ボディサイズは全長が30mm、全幅が5mm大きくなった。ホイールベースは変わらず。全長拡大分のうち20mmはリアオーバーハングに充てられており、ラゲッジ容量はセダンが先代の445Lから460Lへ拡大。一方、アバントは442/1184Lで変更はない。

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最終更新:10/18(金) 6:31
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