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お妃候補の外交官・雅子さん、直撃した記者への凛としたコメントとは?

10/18(金) 16:57配信

webマガジン mi-mollet

 高円宮さまの計らいで、外務省に勤務される雅子さんとゆっくり語り合う時間を持てた浩宮さま(今の天皇陛下)。キャリアウーマンを目指す雅子さんの媚びることのない明確な物言いが、浩宮さまにとっては新鮮だったのです。
同時に、お相手の話に耳を傾けることもでき、ファッションもマナーも洗練された雅子さまに、次第に魅力を感じていくのでした。

雅子さまと皇太子さまの愛溢れる仲むつまじい写真

ところがそんななか、雅子さんは、在外研究生として英国オックスフォード大学に留学してしまいます。英国留学とともに、雅子さんのお妃候補の話は聞かれなくなりました。
しかし、浩宮さまの雅子さんへの想いは変わることはなかったのです。

 

大きな瞳とオレンジ色の口紅。テレビ映えする雅子さんの直撃コメント

平成元年(1989年)9月28日、当時、日本テレビのディレクターをしていた私(渡邊みどり)は、浩宮さまのオックスフォード大学時代の卒論「18世紀におけるテムズ川の水上交通」を映像化するため、英国で取材をしていました。
取材を終えて、明日は東京に帰るという日のこと。私が勤務していた日本テレビの支局長から突然の要請がありました。

要請とは、そのころオックスフォード大学ベーリオールコレッジで国際関係論を学ぶために研修中の雅子さんに関してのことでした。
「実は、明日、大学の寮から町のアパートに引っ越すという情報があります。そこで張り込みをお願いしたい。渡邉さんならどこの局よりも早くニュースに追い込めるから」
というのです。

たまたま私が東京から持参していたテレビカメラはNTSC方式のものでした。英国はPAL方式で走査線の数が異なるため、録画した映像は、NTSC方式に変換しなければ日本では放送できません。
幸運なことに、私が持参したカメラを使えば変換の必要がないため、衛星を利用して日本に映像を送ることができ、どこよりも早く放送できるのです。
すぐさま私たち取材クルーはオックスフォードに引き返し、雅子さんの住むアパートの前に張り込みました。
夜半からの張り込みで寝不足のなか、夜が白々と明けていきます。驚いたことに、見回すとテレビ局3社、週刊誌1社のほか外国メディアも張り込んでいたのです。

夜の10時すぎ、レンガ造りのアパートから、ブルーグレーのトレンチコートのベルトをきりりと結んで、緊張した面持ちの雅子さんが現れました。大きな瞳とオレンジ色の口紅。テレビ映えするメイクを、今でも私ははっきり覚えています。
カバンをもって足早に歩く雅子さんを、覆いかぶさるようにして追いかける3台のテレビカメラ。取材陣のインタビューに対し、雅子さんはきっぱり否定しました。

「私はお妃問題には一切関係ございません。外務省の研修生として研修しております。外務省の省員としてずっと仕事をしていくつもりでおりますので、そういうことでご理解いただきたいと思います」

なんとはっきり意思表示ができる女性なのでしょう。しかも、爽やかな印象なのです。しっかりこちらを見据える知性あふれるまなざしに、私は同じ女性として好感を持ちました。

雅子さんは、およそ250メートルも追いかけてくる取材陣を振り切るように、日産日本問題研究所の一階にある図書館に入っていったのです。

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最終更新:10/25(金) 18:51
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